テスラ、新急速充電「V3スーパーチャージング」発表…充電時間を約15分に短縮

テスラの急速充電ネットワーク「スーパーチャージャー」
テスラの急速充電ネットワーク「スーパーチャージャー」全 2 枚

テスラ(Tesla)は3月6日、独自の急速充電ネットワーク、「スーパーチャージャー」の充電性能を引き上げた「V3スーパーチャージング」を発表した。

テスラは2012年、独自の急速充電ネットワーク、スーパーチャージャーの整備を開始した。以来、世界中のテスラ車のユーザーが、快適に長距離ドライブを楽しめるよう、スーパーチャージャーの整備を進めてきた。現在、全世界のスーパーチャージャーのネットワークは、1万2000か所を超えている。

V3スーパーチャージングは、テスラが持つグリッド接続バッテリーのノウハウを生かして開発された。テスラによると、現在の他社のどのEVよりも、早く充電することを可能にするという。

V3スーパーチャージングでは、最大出力250kWで急速充電することが可能。また、充電の開始前に、バッテリーを予熱する技術も導入する。これにより、充電時間はおよそ15分に短縮される。

たとえば、『モデル3』の「ロングレンジ」グレードの場合、5分で最大75マイル(約120km)走行分のバッテリー容量を充電できる。テスラによると、顧客が充電に要する時間を平均50%削減するという。

テスラはV3スーパーチャージングを、まずは4月に北米において、サービスを開始する予定。2019年内には、欧州とアジア太平洋地域にも導入する計画だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. いつでもビーチ気分! 夏仕様のSUV『ハバナ』が30台限定で登場、499万円から
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る