ZMP、最長150m×水平110°の自動運転用4眼ステレオカメラを発売

自動運転用4眼ステレオカメラ RoboVision 3
自動運転用4眼ステレオカメラ RoboVision 3全 3 枚

ZMPは3月6日、最長150m、水平110°の自動運転用4眼ステレオカメラ「RoboVision 3」の出荷を開始した。

新製品は、最長150m、水平110°とこれまでにない距離と視野のセンシングが可能なステレオカメラ。従来難しかった、交差点右折時の遠方対向車の検出や、右左折時の歩行者や車両などの広範囲な検出に利用できる。

イメージセンサは、ソニーの最新車載向け高感度CMOSイメージセンサ「IMX390」を採用。HDRとLED信号のフリッカー抑制の同時処理が可能で、ADAS・自動運転で重要な認識や判断機能の大幅な向上が期待できる。また、Linuxの開発環境に対応したソフトウェア開発環境(SDK)付属。出力は視差画像とポイントクラウドに対応し、ポイントクラウドを用いて、自己位置推定や動体検出、さらには機械学習やディープラーニングによる検出結果の認識などに活用できる。

また今回、画像を高速取得するためPCI-Express(×4)を採用し、振動・衝撃に強いXMC規格に準拠したフレームグラバを同梱。これにより1936×1096ピクセルの24bit画像4枚をを最大30fpsで計測用コンピュータへ送信できる。そのほか、オプションとして計測用コンピュータ(組み込み用コンピュータ)も選択でき、フレームグラバがコンピュータへ搭載された状態で納品、購入してすぐに画像の取得や距離計測を行うことができる。

右折時に求められる画像計測(望遠カメラ)右折時に求められる画像計測(望遠カメラ)

価格(税抜)は220万円。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  4. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  5. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  6. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  7. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  8. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  9. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
  10. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
ランキングをもっと見る