マクラーレン・カスタマーレーシング・ジャパン、今季のシリーズ参戦活動は「SUPER GTに集中」…スーパー耐久は見送り

1月末にマクラーレン・カスタマーレーシング・ジャパンが公開したイメージ画像。
1月末にマクラーレン・カスタマーレーシング・ジャパンが公開したイメージ画像。全 4 枚
11日、「マクラーレン・カスタマーレーシング・ジャパン」は1月末の段階で示した今季シリーズ参戦計画の変更を発表した。スーパー耐久(S耐)への参戦は見送り、「SUPER GT/GT300クラスに集中」する。

2004年のルマン24時間レース総合優勝経験をもつ“チームゴウ”を率いた郷和道氏が代表を務める株式会社チームゴウモータースポーツは今季、「マクラーレン・カスタマーレーシング・ジャパン」として体制を築き、「マクラーレン720S GT3」でSUPER GT/GT300クラスとS耐にシリーズ参戦することを発表していた。しかし、開幕前の準備が思ったようには進まなかったらしく、3月23~24日開幕のS耐参戦は見送り、GT300(4月13~14日開幕)に集中することを決めたもの(以下はプレスリリースより抜粋)。

「レースに使用する本番車の完成が大幅に遅れるなか、2月中旬よりメーカーのテスト車両を使用したテスト走行を実施してまいりましたが、現時点では車両への負担が大きい耐久レースへのシリーズ参戦は困難だと判断せざるを得ません。3月に入り本番車は到着いたしましたが、依然としてパーツ供給の問題もあり、残すところ2週間あまりとなったS耐開幕戦(鈴鹿)までに諸準備を整えることはかなわず、私どもとしては非常に残念な、苦渋の決断に至った次第です」

なお、両シリーズへの参戦と同時に発表されていた、8月の鈴鹿10時間耐久レースへの参戦については「引き続き参戦を予定しています」とのことである(ドライバー未定、詳細は後日発表)。

S耐参戦見送りは残念だが、そのぶんも陣営にはGT300で大暴れしてもらいたいところだ。

2019年のSUPER GTは4月13~14日に岡山国際サーキットで開幕。その前には岡山と富士スピードウェイで公式合同テストが開催される予定で(岡山=3月16~17日、富士=3月30~31日)、シリーズ主催団体GTAが発表した岡山テストのエントリーリストにはマクラーレン・カスタマーレーシング・ジャパン「#720 McLaren 720S」の名も載っている(ドライバーは荒聖治/アレックス・パロウ、タイヤはヨコハマ)。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  4. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  5. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る