ADAS向け車載イメージセンサー需要、2023年までに倍増へ…カウンターポイントが調査

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カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ(カウンターポイント)は3月12日、先進運転支援システム(ADAS)向け車載イメージセンサーの世界市場調査レポートを発表した。

後方用カメラによって駐車サポートを行う機能は、最近の新車に標準装備されつつある。今後は、ADAS機能強化のために前方や側方用カメラの装着率が高まっていくと見込む。例えば、高級車向けのオプション装備が主流のサラウンドビュー機能は、今後の5~6年で装着率が一気に高まると予想されるという。

後方用カメラ装着車では、カメラを駐車時の視界確保に使用する。複数のセンサーを活用することで、高い安全性や自律性が求められるコネクテッドカー時代に向けて、その役割は変わりつつある。カメラのイメージセンサーは、先進運転支援システムの最も重要なセンサーのひとつになるという。

米国と欧州市場が2018年、自動車装着用イメージセンサーの出荷需要の3分の2を占めた。これは主に安全規制へ対応したものだ。例えば、2018年5月以降に生産される自動車は、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)の指導により、後方カメラ装着が義務付けられた。今後の前方監視のADAS用カメラの採用の伸びをうけて、2023年には米国で販売される車には、1台当たり3個以上のカメラが搭載されると予想している。

カウンターポイントは、車載イメージセンサーの需要は全世界で2023年までに倍増。出荷台数は年平均成長率19%で伸び、2023年には2億3000万ユニットに達する見込み、としている。

《森脇稔》

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