住友商事、北欧最大手の駐車場事業会社を買収

Q-Park Nordics社(Webサイト)
Q-Park Nordics社(Webサイト)全 1 枚

住友商事は3月12日、北欧最大手の駐車場事業会社「Q-Park Nordics社」を買収したと発表した。

現在、世界の都市部に暮らす人口は拡大基調にあるが、2050年には世界人口の68%が都市部に集中するという想定もあり、既に一部では、渋滞、大気汚染、駐車場不足などが社会問題化してきている。その状況下、IoTを活用し交通網やエネルギー等の最適化を行うスマートシティの取り組みが注目されており、中でも駐車場は重要な機能を果たすものと期待されている。

Q-Park Nordics社は、スウェーデン、ノルウェー、フィンランドの北欧3か国で約20%のシェアを占める北欧最大の駐車場事業者で、約37万車室の駐車場を運営・管理している。同社は、各国首都圏中心部で利便性の高い場所に集中的に駐車スペースを確保することで強固な顧客基盤を保有。また、従来の駐車場運営に加えて、電気自動車(EV)用充電装置、自動車メンテナンスサービス、タイヤ交換、宅配BOX、アプリ決済システムなど、新たなサービスの導入にも積極的に取り組んでいる。

住友商事は今回の買収により、Q-Park Nordics社の駐車場を起点としたモビリティプラットフォームの可能性を最大限に引き出し、地域社会における交通課題の解決を目指す。具体的には、2018年11月からストックホルムでカーシェアサービスを展開している住友商事子会社のAimo Solution ABや、モビリティ関連事業とのシナジーにより、駐車場をモビリティプラットフォームに進化させていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  3. 「クラシックmini」がレストモッドで蘇る! 限定生産で約1490万円から
  4. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
  5. 【マツダ CX-60 MHEV 新型試乗】買い時とグレードのチョイスに迷う存在…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る