その名は「ダ・ヴィンチ」、イタルデザインのガルウィングEVクーペ…ジュネーブモーターショー2019

レオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年に合わせて

大開口部を持つガルウィングドアを装備。デジタルコクピットを採用

EVパワートレインは、モーターを前後に2個搭載

イタルデザイン・ダ・ヴィンチ(ジュネーブモーターショー2019)
イタルデザイン・ダ・ヴィンチ(ジュネーブモーターショー2019)全 24 枚

イタリアのデザイン工房で、フォルクスワーゲングループに属するイタルデザインは、ジュネーブモーターショー2019において、EVコンセプトカーの『ダ・ヴィンチ』(Italdesign DaVinci)を初公開した。

画像:イタルデザイン・ダ・ヴィンチ

イタルデザインはここ数年、ジュネーブモーターショーを重視してきた。前回のジュネーブモーターショー2018では、『ゼロウーノ・ドゥエルタ』をワールドプレミアした。新たに立ち上げられた「イタルデザイン・アウトモービリ・スペチアーレ」ブランドの第2弾で、第1弾の『ゼロウーノ』のオープン版だった。

レオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年に合わせてレオナルド・ダ・ヴィンチへの敬意を込めて開発

ジュネーブモーターショー2019でワールドプレミアされたダ・ヴィンチは、イタリアが生んだ偉大な芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチの没後500年に合わせて、レオナルド・ダ・ヴィンチへの敬意を込めて開発したコンセプトカーとなる。

イタルデザイン・ダ・ヴィンチ(ジュネーブモーターショー2019)イタルデザイン・ダ・ヴィンチ(ジュネーブモーターショー2019)またヴィンチは、イタルデザインの将来に向けた新たなプロジェクトも示唆した1台だ。イタルデザインによると、このコンセプトカーに少し手を加えれば、生産に移すことができるという。

大開口部を持つガルウィングドアを装備。デジタルコクピットを採用

フィリッポ・ペリーニ氏が率いるイタルデザインのデザイン部門が、ダ・ヴィンチの設計を手がけた。フロントシートとリアシートの両方に同時にアクセスするために、大開口部を持つガルウィングドアを採用する。アクティブリアスポイラーやディフューザーなどにより、エアロダイナミクス性能を追求している。

ダ・ヴィンチでは、イタルデザインの最近のモデルのいくつかの要素を再解釈した。例えば、2017年のセロウーノで初採用された「Yダクト」を装備する。EVのダ・ヴィンチでは、ラジエーターグリルが不要なので、Yダクトが車両のフロントエンドとボンネットの大部分を占有する。

イタルデザイン・ダ・ヴィンチイタルデザイン・ダ・ヴィンチ2016年の『GTゼロ』に初めて導入され、その後のすべてのイタルデザイン車に採用された六角形のデザイン要素は、ダ・ヴィンチではボンネットのエアダクトとテールランプユニットに表現する。テールランプには、OLEDテクノロジーが組み込まれる。

ダ・ヴィンチのボディサイズは、全長4981mm、全幅1966mm、全高1392mm、ホイールベース2900mm。最低地上高は119mmと低い。乗車定員は4名とした。

タイヤは、イタリアのピレリ(Pirelli)と共同開発。ピレリ「エレクト」は、とくにEVやプラグインハイブリッド車(PHV)向けに新開発されたタイヤで、低い転がり抵抗や転がり騒音が特徴だ。発進後、瞬時にトルクを引き出すEV向けに、タイヤのグリップが早めに得られるように設計されている。

イタルデザイン・ダ・ヴィンチ(ジュネーブモーターショー2019)イタルデザイン・ダ・ヴィンチ(ジュネーブモーターショー2019)インテリアは、ドライバーの方向にわずかにオフセットした左右非対称のダッシュボードを備える。3個のディスプレイパネルを装備したデジタルコクピットになる。ディスプレイパネルのひとつは、ドライバー正面のステアリングホイールの奥に配置した。もうひとつは助手席の前方、残るひとつはセンタートンネルの上にレイアウトした。ダッシュボードのエアダクトは、六角形デザイン。アルカンターラとのパートナーシップにより、インテリアの多くがアルカンターラで仕上げられた。

EVパワートレインは、モーターを前後に2個搭載。柔軟な設計のおかげでガソリンエンジン車とすることも可能

EVパワートレインは、モーターをフロントアクスルとリアアクスルに合計2個搭載。バッテリーは、車両のフロア部分にレイアウトする。また、ダ・ヴィンチは柔軟な設計のおかげで、内燃機関を搭載することも可能。この場合、4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを積むことを想定している。

《森脇稔》

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