タクシー料金を事前に確定へ…東京五輪控え不安解消[新聞ウォッチ]

イメージ (AC)
イメージ (AC)全 1 枚

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

開幕まで500日を切った中で日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が退任表明したことはともかく、このルールの見直しも「すべては東京五輪のために」なのだろうか。

国土交通省が、タクシー運賃のルールを見直し、乗車前に運賃を確定するサービスを全国で解禁するそうだ。きょうの日経が1面トップ記事で取り上げている。

それによると、車を降りるまで料金が分からないことに対する乗客の不安を解消し、利便性を高めのが狙いで、事前確定の運賃を適用することでタクシー利用者の裾野を広げ、訪日外国人客などにも安心して乗れるようにするという。

タクシー料金の仕組みは道路運送法に基づく国交省の通達で決められているが、4月をめどに道路運送法上のルールを改正し、日経は「早ければ年内にもサービスが始まる見通し」と伝えている。訪日客が急増する2020年7月から始まる東京五輪にも間に合わせる段取りのようだ。

海外からも多くの観光客が訪れる東京五輪開催を控えた対応はタクシー運賃の見直しばかりではない。ファミリーレストラン大手のすかいらーくホールディングスは、運営する「ガスト」や「ジョナサン」など約3200店舗の全店を9月から全面禁煙とする方針という。

受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が東京五輪開催前の20年4月から全面施行させるが、すかいらーくではその前に、利用客の快適性などを向上させる狙いのようで、愛煙家にとっては一段と肩身が狭くなる。

2019年3月20日付

●竹田JOC会長退任表明、招致不正疑惑、五輪影響考慮(読売・1面)

●ボーイング事故米航空局に疑念(朝日・9面)

●再開発。訪日客が押し上げ、地方の地価、駅前や人気観光地(朝日・11面)

●日産連合「1400万台」見直し、世界販売、前会長の拡大路線変更(毎日・7面)

●トヨタがeスポーツ本格参入、スープラドライバー世界一は誰だ(東京・6面)

●すかいらーく全面禁煙へ、9月、ガスト、ジョナサンなど3200店(東京・6面)

●ゴーン前会長報酬19年で314億円、検察主張へ(東京・31面)

●タクシー運賃事前に確定、国交省、乗客の不安解消、全国で解禁、年内にも(日経・1面)

●曙ブレーキ、役員報酬1年減額(日経・19面)

●自動運転仮想の走行試験、トヨタ・エヌビディア、開発加速へ協力(日経・19面)

●昭シェル事業分割し吸収、出光検討、一体化急ぐ(日経・19面)

●対ドル想定レート、平均108.3円、主要94社の1~3月(日経・21面)

●自動車の未来、自動運転時代ソフト主役に(日経・35面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る