「日産、変わらなきゃ」のイチロー選手が現役生活に終止符[新聞ウォッチ]

イチロー(3月21日) (c) Getty Images
イチロー(3月21日) (c) Getty Images全 3 枚

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。…………

「今日のゲームを最後に、日本で9年、アメリカで19年目に突入した現役生活に終止符を打ち、引退することとなりました。最後にこのユニホームでこの日を迎えられたことを幸せに感じます」。

日米通算3467安打を放ったマリナーズのイチロー外野手が、東京ドームで行われたアスレチックス戦後に引退会見を開いて「現役引退」を表明した。

きょうの各紙も「イチロー引退」のニュース一色に染まっている。朝日、毎日、東京が1面トップで掲載したほか、日経も含めてスポーツ面、社会面などもすべてイチロー選手の話題で埋め尽くされている。

「野球愛貫いた」とは読売の社会面。毎日も「イチロー野球愛貫いた、いつまでもヒーロー」。東京は「最後までイチローらしく、涙なし、野球愛熱く」。朝日は「イチロー伝説永遠、最後の雄姿『目に焼き付いた』」とのタイトルで「万雷の拍手に手を振って応え、28年の選手生活に幕を下ろした」と報じた。

また、日経はスポーツ面で「イチロー、色あせぬ偉業」。そして社会面では「イチロー、45歳の決断」としている。

イチロー選手が45歳まで現役でプレーを続けたことはものすごいことだが、長年大リーグに籍を置きながらも多くの日本企業のコマーシャルに出演していたことでもさらに親近感がわいた存在だったともいえるだろう。

例えば、日産自動車は1996年から2009年まで『スカイライン』などのCMに登場。日産のCMでは「ゴーン体制」になる前には「エアバッグならイチロニッサン」や「変わらなきゃ」といったフレーズが流行語にもなったほど。また、日産ばかりではなくハウス食品の「とんがりコーン」をはじめ、佐藤製薬の「ユンケル」、アサヒ飲料の「三ツ矢サイダー」、ビールではキリンの「一番搾り」とサントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」にも出演。

このほか、日興コーディアル証券やNTT東日本など企業CMの登場では数えきれないほど。もっとも、最近ではトヨタ自動車の豊田章男社長との交流もひんぱんで、2015年秋の東京モーターショーのプレスデーにサプライズ出演したほか、新年から配信している「トヨタイムズ」の鼎談などにもゲスト出演するなど親交を深めている。

プロ野球選手の引退では「巨人軍は永久に不滅です」の名文句を残したミスタージャイアンツの長嶋茂雄選手が記憶に残るが、野球愛を貫いたイチロー選手の偉業も永遠に不滅だろう。
イチロー(3月21日) (c) Getty Imagesイチロー(3月21日) (c) Getty Images
2019年3月22日付

●イチロー引退、日米4367安打(読売・1面)

●米年内利上げせず、世界景気の減速警戒(毎日・2面)

●幸福度日本は58位に後退、国連ランキング(東京・7面)

●BMW「今期も大幅減益」社長ら会見、英離脱や貿易摩擦響く(日経・11面)

●超大型機成田に登場、ANA、ハワイ路線に就航へ(日経・43面)

《福田俊之》

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