JR西日本は3月24日、山口線新山口~津和野間で運行している『SLやまぐち号』で蒸気機関車の部品が消失したことを明らかにした。
これは3月24日、津和野発新山口行きの上り『SLやまぐち号』が、山口市内の鍋倉駅を出ておよそ300m付近を走行していた16時20分頃に発生したトラブルで、次の地福駅に停車して確認したところ、煙突上部に設置されていた部品が消失していたことが確認された。
この部品は「回転火の粉止め」というもので、煙に混じった火の粉の飛散を抑える役目を果たしている。大きさは直径約60cm、高さ約19cmで、重量は約15kg。
幸い、部品は敷地内で発見され回収されたが、JR西日本ではこのトラブルを「何らかの原因で部品を止める金具が外れたため」と見ており、現在、詳細を調査しているという。
『SLやまぐち号』は3月23日から、「デゴイチ」こと、D51形蒸気機関車200号機(D51 200)のけん引により、2019年シーズンの運行を開始していた。