フェルナンド・アロンソ、2019年ダカールラリー優勝のトヨタ・ハイラックスを砂漠でテスト

ダカールラリー優勝車をテストしたアロンソ(左はコーチ役を務めたドゥビリエ)。
ダカールラリー優勝車をテストしたアロンソ(左はコーチ役を務めたドゥビリエ)。全 8 枚

2005、06年のF1チャンピオンで、昨年はルマン24時間レースで総合優勝するなど、近年は多くのカテゴリーで活躍するフェルナンド・アロンソが、今年1月のダカールラリーで優勝したトヨタ・ハイラックスをテストした。

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テストは3月27~28日に南アフリカのカラハリ砂漠にて、非公開で実施された。用意されたマシンは、2019年ダカールラリーで「TOYOTA GAZOO Racing South Africa」(TGR-SA)のナッサー・アルアティアが四輪総合優勝を飾ったハイラックス(HILUX)。トヨタにダカール初制覇の栄光をもたらしたマシンだ。

今回のテストは、将来の挑戦カテゴリーを幅広く考えているアロンソに、TGR-SAがラリーレイドを経験する機会を提供したもの。コーチ役にはダカールラリー優勝経験者でTGR-SA主力選手のジニール・ドゥビリエがついた。アロンソは砂漠に設定された8kmと17kmの2つのコースで走行経験を積んでいる。

アロンソのコメント
「今年のダカールラリーは開催期間中に結果をチェックしていた。南アフリカに来て、そのダカールラリーで優勝したハイラックスをドライブする機会を与えてくれた関係者すべてに感謝している。最近は様々なカテゴリーのクルマをテストしてきたが、今回も素晴らしい機会となった。とても楽しかったね。これまでに運転してきたどんなクルマとも違い、とても興味深かった」

「周回ごとに学びながら、少しずつ速度を上げていった。路面の凹凸を読んで、どの程度の速度で走って超えるべきかの判断は簡単ではなかったけれど、超えるたびに自信を深めることができたよ。ハイラックスは素晴らしいクルマだ。グリップ力とバランスが良く、エンジンはパワフルで、ブレーキ性能も素晴らしい。このクルマを運転することは信じられない感覚だった」

TGR-SAのチーム代表、グリン・ホールは「フェルナンドがこれまでサーキットレースで成功してきた理由がよくわかったよ。彼はこのテストの事前準備を入念に行なってから参加し、2日間の限られた時間で最大限の学びを得ようと非常に努力していた。ラリーレイド競技はフェルナンドがこれまで成功してきたサーキットレースとは完全に異なるモータースポーツだが、テストの間、とても楽しんでいるようだったね」とコメントしている。

スペイン出身で2005、06年に2年連続F1チャンピオンとなったアロンソ(現在37歳)は、2018年シーズン限りでF1参戦を(ひとまず)終了。近年は様々なカテゴリーへの意欲的な挑戦を繰り返しており、2017年にはインディ500に初参戦、そして世界耐久選手権(WEC)の2018/2019シーズンにTOYOTA GAZOO Racingから参戦中だ。WECの一戦である昨年のルマン24時間レースでは中嶋一貴らと総合優勝した。

アロンソはルマンを含む「世界3大レース」完全制覇、達成なら史上2人目とされる偉業に意欲をもっており、F1モナコGPに関しては優勝経験があるので、あとはインディ500だけ、今年はこれに2年ぶりの再挑戦をすることも決まっている。また、今年1月には北米伝統の耐久レース、デイトナ24時間レースで小林可夢偉らとキャデラックDPiを駆り総合優勝した。

いよいよサーキット以外のフィールドにも飛び出していくのだろうか。“真なる世界一”を目指すアロンソの動きからは今後も目が離せない。

《遠藤俊幸》

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