京急の「だるま」こと800形が6月中旬に引退へ…さよなら記念乗車券を発売 4月6日から

1灯のヘッドライトや片開き扉など、近年の京急車両には見られない姿となっている京急800形。
1灯のヘッドライトや片開き扉など、近年の京急車両には見られない姿となっている京急800形。全 4 枚

京浜急行電鉄(京急)は3月29日、800形電車が6月中旬に引退する予定になったことを明らかにした。

800形は1978年に3両固定編成として登場した4扉の通勤型電車で、おもに京急本線で運用。1986年までに総勢132両が登場した。界磁チョッパ制御や電力回生ブレーキを採用することで、普通列車の加減速性能の向上を図った意欲的な車両で、1979年には京急車両としては初めて鉄道友の会の「ローレル賞」を受賞。1982年には中間車を増結した6両固定編成も登場し、現在に至っている。前面の印象からマニアからは「だるま」とも呼ばれていた。

京急では800形の引退を記念して、4月6日から8月31日まで京急蒲田駅(東京都大田区)で「さよなら800形記念乗車券」(2000円)を5000セット限定で発売する。

また、6月16日には特別貸切列車「ありがとう800形」が8231編成を使用して品川駅(東京都港区)と久里浜工場(神奈川県横須賀市)の間で運行され、記念乗車券の購入者のうち、抽選で50組100人を招待する。この列車の運行当日には久里浜工場で撮影会などのイベントも開催される。

京急800形 (AC)京急800形 (AC)

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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