1914馬力のEVハイパーカー、リマックが量産プロトタイプ…ジュネーブモーターショー2019

0~96km/h加速は1.85秒、最高速は412km/hと世界最高峰の性能

1回の充電での航続は最大650km。急速チャージャーでバッテリーの8割を30分で充電可能

カーボン製モノコック採用。ハンドメイドのインテリアにはデジタルコクピット装備

リマック C_Two の量産プロトタイプ車(ジュネーブモーターショー2019)
リマック C_Two の量産プロトタイプ車(ジュネーブモーターショー2019)全 16 枚

リマック・アウトモビリ社は、ジュネーブモーターショー2019において、新型EVハイパーカー、リマック『C_Two』(Rimac C_Two)の量産プロトタイプ車を初公開した。

画像:リマック C_Two の量産プロトタイプ車

リマック・アウトモビリ社は2009年、クロアチアに設立された。リマック・アウトモビリ社の名を広めたのが、2011年に発表されたEVスーパーカーの『コンセプトワン』だ。コンセプトワンは、「世界初のEVスーパーカー」を掲げて登場。2ドア、2シーターのスポーツカーデザインで、前後アクスルにそれぞれ2個ずつ、合計4個のモーターを搭載し、4輪を駆動する。

リマック・アウトモビリ社は2018年、ポルシェからの出資を受けた。ポルシェがリマック・アウトモビリ社の10%の株式を取得した。リマック・アウトモビリ社は、高電圧バッテリー技術と電動パワートレインに関するノウハウを持っており、ポルシェは同社の技術を電動化の推進に役立てていく。

0~96km/h加速は1.85秒、最高速は412km/hと世界最高峰の性能

リマック・アウトモビリ社は今回、ジュネーブモーターショー2019において、新型EVハイパーカーのリマックC_Twoの量産プロトタイプ車をワールドプレミアした。4つの電気モーターが各車輪を駆動し、4個のモーターは、合計で最大出力1914hp、最大トルク234.5kgmを引き出す。強力なモーターは、0~96km/h加速1.85秒、0~300km/h加速11.8秒、最高速412km/hと、世界最高峰の性能を発揮する。

1回の充電での航続は最大650km。急速チャージャーでバッテリーの8割を30分で充電可能

バッテリーは、蓄電容量が120kWhと大容量のリチウムマンガンニッケル。1回の充電での航続は、最大650km(NEDC計測モード)の性能を備える。充電は出力250kWの急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの80%の容量をおよそ30分で充電可能にしている。

電子制御ダンパーを備えたダブルウィッシュボーンサスペンションを採用。滑らかで快適な乗り心地を追求している。ブレーキ前後ともに6ピストンのキャリパーを採用。ブレーキローター径は前後ともに390mmとした。また、アクティブエアロシステムを採用。前後のディフューザー、リアウィング、アンダーボディインレットなどにより、エアロダイナミクス性能を追求する。

カーボン製モノコック採用。ハンドメイドのインテリアにはデジタルコクピット装備

リマックC_Twoには、カーボンファイバー製モノコックを採用する。自社設計によるC_Twoのフルカーボンファイバー製モノコックは、自動車メーカーで最大の単一カーボン構造とした。バッテリーやモーターなどの電動パワートレインは、このモノコックと一体設計されている。このモノコックは、ルーフを合わせても重量が200kg以下を軽い。モノコックとカーボンルーフは接合されている。車体の前部と後部は、アルミ製の衝撃吸収構造とした。ボディサイズは全長4750mm、全幅1986mm、全高1208mm、ホイールベース2745mm。車両重量は1950kgとした。

インテリアはハンドメイドだ。つや消しのカーボンファイバートリムパネルが、ブルーレザーとのコントラストを強調する。ダッシュボード中央には、大型のディスプレイモニターを装備する。また、ドライバー正面のメーターもデジタル化されたフルデジタルコクピットになる。助手席前方にも、小型のディスプレイがレイアウトされている。

なおリマックはこのC_Twoを、2020年に世界限定150台で発売する計画だ。

《森脇稔》

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