プロが語る DIATONE の魅力「“音”に興味を持った人を確実に満足させられる」

サウンドクオリティー(千葉県千葉市)。
サウンドクオリティー(千葉県千葉市)。全 6 枚

国産人気カーオーディオブランドである“DIATONE”。車載用スピーカーの数々の名機、そしてハイエンドオーディオ&カーナビゲーションシステム『DIATONE SOUND.NAVI』、これらを擁する同ブランドの魅力の真髄はどこにあるのか…。

それを知るヒントを得るべく、千葉県千葉市に店舗を構える実力カーオーディオ・プロショップ、“サウンドクオリティー”を取材した。同店の代表を務める越野さんに、じっくりと話を訊いてきた。

■「“DIATONE”スピーカーを強くおすすめするようになったのは『DS-G20』から」

最初に、“サウンドクオリティー”で“DIATONE”製品に力を入れ始めた時期と、そのようになった理由を教えてもらった。

サウンドクオリティー代表、越野さん。サウンドクオリティー代表、越野さん。

「復活した“DIATONE”からはまず、『DS-SA3』(2006年)と『DS-SA1』(2007年)がリリースされたのですが、実はその頃はあまり積極的には販売していませんでした。

というのも当店は、カーオーディオ初心者のお客様の獲得にもっとも力を入れていて、『DS-SA3』と『DS-SA1』は、そういったお客様の視界に入るモデルではなかったんです。

サウンドクオリティー(千葉県千葉市)。サウンドクオリティー(千葉県千葉市)。

私は常日頃、“カーオーディオを楽しむ方を増やしたい”、そう考えて活動しています。クルマ離れが言われて久しいですが、実際はこれだけたくさんのクルマが街を走っています。しかし、スピーカーを換えれば音が良くなることをご存知ない方の方が圧倒的に多い。

カーオーディオって実は興味深い趣味だと思うんです。好きな音楽を良い音で聴けたら、ドライブは一層快適に、一層楽しいものになるはずです。そのことを、もっとたくさんの方に知っていただきたいと思っているんです。

サウンドクオリティー(千葉県千葉市)。サウンドクオリティー(千葉県千葉市)。

でも『DS-SA3』と『DS-SA1』はハードルが少々高すぎました。しかし、2013年にいよいよ『DS-G20』(税抜価格:6万円)が登場します。当機は待ち望んでいたモデルでした。これならば、“DIATONE”に憧れを持ちつつも手を出せなかったという方々にも選んでいただけます。そして、カーオーディオの敷居を下げられる製品でもあると感じました。発売以降、多くのお客様に“DIATONE”スピーカーをおすすめし、使っていただいてきました」

■クルマを新しくする時がカーオーディオの始め時。その時に…。

サウンドクオリティー(千葉県千葉市)。サウンドクオリティー(千葉県千葉市)。

『DIATONE SOUND.NAVI』についても同じ質問をぶつけてみた。

「『DIATONE SOUND.NAVI』は『DS-G20』が発売開始となる1年ほど前に初登場を果たしたのですが、当店ではこの製品の登場を諸手を挙げて歓迎しました。

サウンドクオリティー(千葉県千葉市)。サウンドクオリティー(千葉県千葉市)。

それ以前は、ハイエンドカーオーディオユニットと呼べるAV一体型ナビが存在していませんでした。しかしAV一体型ナビを核にカーオーディオシステムを組まれる方が相当に多くなっていて。そこに『NR-MZ60シリーズ』が登場し、遂にナビを核とする本格システムが構築可能となったんです。

また、これからカーオーディオを始めてみたいと思った方にも、『DIATONE SOUND.NAVI』は絶好のチョイスの対象となりました。クルマを新しくするタイミングで、“この際なので音も良くしたい”、そう考える方はとても多いんですね。そのような方の多くはクルマをオーディオレスで購入されて、音の良い市販ナビを後から入れようとされます。そういった方々にとっての絶好のモデルがようやく登場した、というわけなんです。

ところで、もしもクルマを買われるタイミングで音を良くしたいと考えられたら、車両の契約をされる前にご来店いただきたいですね。オーディオレスを選ばずに純正ナビを選ばれて後から悔やむことになる方も少なくありません。純正ナビにもメリットはあります。車体と併せて保証が受けられることとか。でも、市販ナビが良いのか純正ナビが良いのかは比較検討されてから結論を出された方が良いと思うんです。プロショップとディーラーの両方の話を聞かれてからご判断されるのがベストだと思います」

■常に進化を続けてきた『DIATONE SOUND.NAVI』。もっともインパクトが強かったモデルは…。

ところで『DIATONE SOUND.NAVI』は初登場以降、第6世代目の現行モデルとなるまで常に進化を続けてきた。その進化の歴史の中で、もっとも印象に残っている機種はどれだったのかを教えてもらった。

「やはり、初のフルモデルチェンジとなった『NR-MZ100シリーズ』のインパクトがもっとも鮮烈でした。音の進化幅も大きかったですし。パッと聴いて、音が良くなったことをあからさまに感じ取れました。

音以外の部分のクオリティアップも多々図られていました。画質も良くなりましたし。特に太陽光が当たっても画面が見にくくならないことには好感を持ちました。また、操作性も格段に向上しました。

そしてそれ以後もさらに進化し続けました。そこからの上積みはもうないだろうと思っていたのですが、都度さらなる音質向上が果たされ、驚かされました」

ところでここ数年、『DIATONE SOUND.NAVI』のディーラーオプション採用が広がっている。プロショップの目にはこの状況がどのように映っているのかを思い切って訊いてみた。

「とても良いことだと思っています。なぜなら、それにより音に興味を持たれる方が確実に増えたからです。そういった方を増やすことが最大の課題だと思っています。それを促すことができているんです。

結果、次にはスピーカーを換えてみようと思われる方が増えました。『DIATONE SOUND.NAVI』の音に満足されたからこそいろいろと調べられ、スピーカーを換えればもっと良くなると期待され、当店にもたくさんのお客様がご来店くださっています」

■「『DS-G300』なら間違いありません、どなたにも十二分にご満足いただけるスピーカーです」

最後に、“DIATONE”スピーカーの最新モデルである『DS-G300』(税抜価格:8万円)についても訊いてみた。

「『DS-G300』は当店の人気モデルの1つです。価格は『DS-G20』と比べて2万円ほど高くなっていますが、私はこの価格は妥当だと考えています。エントリースピーカーというよりもミドルグレードに入っていますが、それだけに得られる満足度も相当に大きくなりました。

言ってしまえば、“DIATONE”のラインナップにはこれよりも手軽なモデルは必要ないと思っています。仮に3万円のモデルがあったとしても、その価格では出来ることも限られます。結果、いざ使ってみたら大きな感動が得られなかった、なんてことにもなりかねません。その点、『DS-G300』なら間違いありません。どなたにも十二分に満足していただけるスピーカーに仕上げられていると思います。

そして、フラッグシップモデルである『DS-SA1000』も名機ですよね。高額なので当店では多くは出ませんが、これが存在している意味は甚大です。『DS-G300』が優れたスピーカーであることをご説明しようとするときに、『DS-SA1000』があることで説得力が増すんです。“DIATONE”は凄い技術を持っているということをすんなりご理解いただけるんです。

“DIATONE”にはこれからも、皆に憧れられるブランドであり続けてほしいと思っています。国産カーオーディオブランドが元気でないと、カーオーディオ市場にも元気がなくなってしまいます。今後も市場をけん引し続けていってもらいたいと、心から思っています」

“サウンドクオリティー”の越野さんの話を訊いて改めて、“DIATONE”というブランドの存在意義を再確認することができた。“音”に興味を持ったなら、“DIATONE”があることを是非とも思い出していただきたい。ナビにもスピーカーにも“DIATONE”の名前を冠した名機がある。“DIATONE”製品をチェックしておかないと、後から悔やむことにもなりかねない。

プロが語る“DIATONE”ならではの魅力。「“音”に興味を持った人を確実に満足させられるブランド」

《太田祥三》

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