広がる「ETC2.0」のメリット、アンケート協力で“賢く”セットアップ

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「ETC2.0」では交通情報提供や割引など、様々なメリットがある(写真はイメージ)
「ETC2.0」では交通情報提供や割引など、様々なメリットがある(写真はイメージ)全 2 枚

今や高速道路の利用に欠かせない存在となったETC。2019年2月には、全セットアップ件数が9000万件を超え、もはやクルマを所有する上での必需品となったと言って良いだろう。この3月には高速SA・PAに直結するスマートインターチェンジの件数が全国12か所で開通するなど、ETCのメリットはますます拡大が期待されている。

ETCを語る上で今、ホットな話題なのが「ETC2.0」だ。ETC2.0は、従来のETCが持つ高速料金の自動決済だけでなく、周辺の交通情報をはじめとした様々な情報提供を可能とし、「高速道路を賢く使う」ことを可能とした進化版ETCだ。かつて「DSRC」と呼ばれていたサービスと同じだが、全国の高速道路等に設置された路側機(通信アンテナ)とETC2.0対応車載器との間で高速・大容量、双方向通信を行うことにより、自動料金受収(ETC)に加え、渋滞回避支援、安全運転支援、災害時の適切な誘導など、より高度で多彩なサービスを提供することを可能としている。さらに今後は、双方向通信で収集された走行履歴・挙動情報(プローブ情報)を活用した様々なサービスの広がりが期待されているところである。

圏央道の割引、道の駅での「賢い料金」利用も

カーナビ向けの交通情報提供、というとVICSがお馴染みかもしれない。ETC2.0もそのひとつと言って良いだろう。VICSはFM多重放送、光ビーコン、電波ビーコンの3つのメディアで展開しており、それぞれ情報のカバー範囲が異なっている。ETC2.0は、これまでより広域の主に高速道路の情報や、簡易図形情報のほか、前方の状況をカメラ画像や音声で伝えることができる。こうした情報は、ETC2.0に対応した車載器、またはカーナビで受信、利用することが可能だ。

より具体的なメリットとしてはETC2.0だけで利用できる高速料金の割引がある。現在は、新湘南バイパスを含む圏央道の一定区間のみと限定的だが、積極的に活用することで渋滞回避や節約にも役立つだろう。割引の一例を挙げると、普通車で大井松田~相模原間(44.9km)が1480円→1370円に、入間~境古河間が2140円→1810円に、といった具合だ。特別な手続きなどは必要なく、ETC2.0がセットアップされた車両であれば、いつも通り料金所を通過するだけでおよそ2割引が適用される。今後のエリア拡大が期待されるサービスだ。

また現在、高速道路での「賢い料金」社会実験として、道の駅を活用した「一時退出」が限定的に可能となっている。これまで高速道路を降りて一般道の道の駅を利用しようとした場合、高速道路に戻る際には改めて初乗り料金が必要だった。ETC2.0では、車両ごとの経路情報を把握しているため、再度高速道路に戻った際にも「一時退出」と判定されるため、高速道路を降りずに利用した料金のままで走行することが可能だ。ただ対象のICやスマートICの利用、対象の道の駅に必ず立ち寄るなど、条件があるので注意が必要だ。スマートICの拡大でさらに利便性は増していくだろう。

ETC2.0車載器アンケート協力で10,000円プレゼント

様々なメリットや可能性があるETC2.0だが、これらを活用するには当然、大前提としてETC2.0に対応した車載器をセットアップする必要がある。従来の「ETC車載器」では対応していないので、すでにETC車載器を利用している方でも新たにETC2.0車載器を購入、取り付け、セットアップすることになる。ETC2.0車載器はすでに様々なメーカーが販売しており、その価格もまた様々。メリットはわかるが新たに購入するのは負担…という方に嬉しい購入サポートキャンペーンをVICSセンターが1月より実施している。

「アンケートモニター募集キャンペーン」では、キャンペーン取扱店舗でETC2.0(電波ビーコン5.8GHz帯)車載器を新規購入、セットアップ、取り付けを行い、モニター登録した方で、さらにアンケートに回答することで先着5,000名にアンケート協力金として10,000円がもらえる。3月19日現在も受付中だ。取扱店舗は、自動車販売店やカー用品店など。キャンペーンの申し込み方法や対象店舗は、VICSセンターのキャンペーンサイトで確認することができる。キャンペーン期間は7月31日までだが、5,000名に達し次第の終了となるので、興味がある方は早めに申し込むのが吉だ。

アンケートモニター募集キャンペーンイメージアンケートモニター募集キャンペーンイメージ
ETC2.0車載器 アンケートモニター募集キャンペーン

《レスポンス編集部》

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