VW、次世代EVのデジタルコクピットとインフォテインメントの開発を加速

VWグループの次世代EV「ID.」ファミリー
VWグループの次世代EV「ID.」ファミリー全 3 枚

エレクトロビット(Elektrobit)は4月11日、フォルクスワーゲンが次世代EVのデジタルコクピットとインフォテインメントシステムの開発に、エレクトロビットのプラットフォームを採用した、と発表した。

エレクトロビットは、ドイツに本社を置く車載ソフトウェア企業で、現在はコンチネンタルの傘下にある。1988年の設立以来、同社の製品は1億台以上の車両と10億以上のデバイスに採用されてきた。エレクトロビットは、自動運転を含めた先進運転支援システム(ADAS)、コネクティビティ、ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)などの分野で、自動車業界の技術革新を支援している。

フォルクスワーゲンは、次世代EV向けのデジタルコクピットとインフォテインメントシステムの開発に、エレクトロビットのプラットフォームを採用した。エレクトロビットの「EB GUIDE」は、複雑なHMIをスムーズかつ迅速に設計できるのが特長。EB GUIDEでは、グラフィックや音声、タッチ、ジェスチャーに基づいたコントロールで、ひとつのソースから異なるブランドやモデルにカスタマイズされたHMI開発を可能にする。これにより、フォルクスワーゲンは、次世代EV向けのデジタルコクピットとインフォテインメントシステムの開発を加速させる。

EB GUIDE は、プロトタイピング、仕様、実装、メンテナンスなど、HMIの開発プロセスに、モデルベースのアプローチを適用して、HMI開発チームの生産性向上や時間短縮を図る。HMIの開発者はEB GUIDEのデスクトップツールを使用して、HMIを設計する。EB GUIDEなら、パソコン上で変更をテストして、対象デバイスに迅速に展開できるという。

また、EB GUIDEには、音声やタッチ、ジェスチャー操作による直感的なグラフィカル2Dや3Dユーザーインターフェースを開発者が実装できる。エレクトロビットは、この機能を備えたHMI開発プラットフォームはEB GUIDEのみ、としている

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
  5. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る