ジープ グラディエーター が軍用モデルに変身…700馬力スーパーチャージャー搭載

ジープM-715ファイブクォーター
ジープM-715ファイブクォーター全 3 枚

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)のジープブランドは、米国で4月13日に開幕する「イースター・ジープ・サファリ」において、コンセプトカーのジープ『M-715ファイブクォーター』(Jeep M-715 Five-Quarter)を初公開する。

イースター・ジープ・サファリは、今年で53回目となるジープファンに向けた恒例のイベントだ。米国ユタ州グランド郡のモアブ国立公園で開催され、ジープの優れた悪路走破性が体験できるイベントとして人気を集める。

ジープ・ファイブクォーターは、ジープブランドにとって27年ぶりの市販ピックアップトラック、『グラディエーター』の登場に合わせて、そのルーツともいえる1968年製のグラディエーターをベースに、2ドアの高性能ピックアップトラックを提案した1台。Moparブランドの「ジープパフォーマンスパーツ」でカスタマイズを施した。Moparは、FCAの純正用品のブランド名。

ジープ・ファイブクォーターのハイライトは、エンジンにある。6.2リットルV型8気筒ガソリン「HEMI」+スーパーチャージャーに換装された。「ヘルクリエイト」と呼ばれるこのエンジンは、最大出力700hp以上を引き出す。

カスタマイズのコンセプトは、「軍用車」だ。これは、1968年の軍用モデルの『M-175』を、現代流に再解釈することを目指した。フロントマスクは、フルカーボンファイバー製パーツに変更され、迫力の表情を演出する。荷台を取り囲む「あおり」も、アルミ製に変更された。

また、フロントアクスルは2インチ前方に移動させ、40インチタイヤを組み合わせた。フロントアクスルは「Dynatrac Pro-Rock 60」、リアアクスルは「Dynatrac Pro-rock 80」に交換し、オフロード性能を追求している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る