札幌市電冬の風物詩で、「ササラ電車」と呼ばれる除雪車の新型車がこのほど納車された。札幌市交通局が4月15日、公式ツイッターで明らかにした。
ササラ電車は前面に取り付けられた竹製の箒のようなものを回転させて雪をはね飛ばす除雪車。箒は英語で「ブルーム」を意味することから「ブルーム式除雪車」とも呼ばれる。
現在、札幌市電には1949年製の雪1形雪1~3号、1999年製の雪10形雪11号(2代目)という4両のササラ電車が在籍しているが、今回納入されたのは「雪21号」と呼ばれるもので、ササラ電車としてはおよそ20年ぶりの新型車となる。
今後は札幌市中央区の電車事業所で、今冬の運用開始へ向けた調整が行なわれるという。
雪21号のサイド。