弘南鉄道大鰐線の脱線現場で軌間拡大を確認…国交省が警告書を公表

大鰐線の7000系電車。
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国土交通省東北運輸局は、4月14日に大鰐線の列車(7000系2両編成)で脱線事故を起こした青森県の弘南鉄道に対して警告を行なったが、4月15日付けで出された警告の文書(写し)を4月17日に公表した。

これは「輸送の安全確保について(警告)」と題したもので、大鰐線中央弘前~弘高下間で発生した事故については「現場の状況から、脱線箇所付近の木まくらぎ区間において、軌間が拡大していたことが確認されている」と記されている。

レールの間隔が広がる、いわゆる軌間拡大による事故については、2017年5月22日にわたらせ渓谷鐵道の花輪~水沼間で発生した脱線事故があるが、国土交通省ではこの事故を踏まえて、2018年7月9日付けで「地域鉄道等における軌間拡大防止策の促進について」と題した通達を出し、枕木管理などの指導を行なっていた。

それにも拘わらず再び軌間拡大による脱線事故が発生したことから、警告書には「今回の脱線事故を発生させた事は誠に遺憾であり、これまでも実施している対策の検証も含めて再発防止策を検討し、必要な措置を講じて、安全輸送の確保に万全を期するよう警告する」と記され、講じた措置を文書で通知するよう求めている。

この警告を受けた弘南鉄道は、4月17日も大鰐線全線で運行を見合わせている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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