アストンマーティン、DBS スーパーレッジェーラ ボランテ を発表…725馬力のオープンスポーツ

アストンマーティン DBS スーパーレッジェーラ・ボランテ 新型
アストンマーティン DBS スーパーレッジェーラ・ボランテ 新型全 12 枚

アストンマーティンは4月24日、『DBSスーパーレッジェーラ ボランテ』(DBS Superleggera Volante)を欧州で発表した。

『DBSスーパーレッジェーラ』は、アストンマーティンとイタリアのカロッツェリアトゥーリングが共同開発した。かつて、アストンマーティンとカロッツェリアトゥーリングのコラボレーションにより、『DB4』、『DB5』、『DB6』がラインナップされてきた。DBSスーパーレッジェーラは、カロッツェリアトゥーリングの軽量構造テクノロジーに敬意を表して開発された。アストンマーティンのスポーツカーラインナップにおいて、頂点に位置するモデルになる。

世界で最も美しいフラッグシップのヴォランテモデルの開発がテーマ

アストンマーティンのセカンドセンチュリープラン導入後に発表された2番目のコンバーチブルモデルが、DBS スーパーレッジェーラ ボランテだ。アストンマーティンのマレク・ライヒマン上級副社長兼チーフクリエイティブオフィサーの主導の下、設計や開発作業が行われた。

目標は、世界で最も美しいフラッグシップのヴォランテモデルを開発すること。同時に、クーペが備えている力強いダイナミクス、アグレッシブなキャラクター、驚異的なパフォーマンスを受け継ぐことも、主な使命として掲げられた。

そのデザインは、クーペモデルのエアロダイナミクスを受け継ぎ、ボディ表面を流れるエアフローから最大の空力効果を得られるように設計された。フロントでは、リップスポイラーとエアダムが協調して働き、アンダーフロアを通過するエアフローを加速して、大きなダウンフォースを生み出すと同時に、フロントブレーキに充分な冷却エアを供給する。新しいサイドストレーキは、フロントホイールアーチからエアを排出してリフトを減少させ、高速安定性を高める。

全自動のソフトトップは14秒で開く。8層の断熱材と防音材を組み合わせる

ルーフには、ソフトトップを採用。流れるようなルーフラインを生み出す。このソフトトップは、8層の断熱材と防音材を組み合わせており、トップを閉じれば高い快適性を実現する。

アストンマーティン DBS スーパーレッジェーラ・ボランテ 新型アストンマーティン DBS スーパーレッジェーラ・ボランテ 新型ソフトトップ格納時の高さは、クラストップレベルの260mmに収まる。これによって、トップ格納時でもシームレスで美しいスタイルを維持しながら、最大限のトランク容量を確保した。トップの開閉時間は、それぞれ14秒(オープン時)と16秒(クローズ時)で、車内から全自動で操作することが可能。さらに、リモートキーを使用すれば、車両から2m以内の範囲であれば、車外から操作することもできる。

5.2リットルV12ツインターボは0~100km/h加速3.6秒、最高速340km/hの性能を発揮

DBSスーパーレッジェーラ ヴォランテには、5.2リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載。最大出力725ps/6500rpm、最大トルク91.8kgm/1800~5000rpmという力強いパワー&トルクを引き出す。

アストンマーティン DBS スーパーレッジェーラ・ボランテ 新型アストンマーティン DBS スーパーレッジェーラ・ボランテ 新型トランスミッションはZF製の8速AT。カーボンファイバーやアルミなどの素材を採用し、乾燥重量は1863kgとした。その結果、DBSスーパーレッジェーラヴォランテは、0~100km/h加速3.6秒、最高速340km/hの性能を実現している。

DBSスーパーレッジェーラ ヴォランテでは、ドライビングモードを切り替えることによって、ノイズレベルだけでなく、エモーショナルなキャラクターや特性も変化させることができる。「スポーツモード」や「スポーツプラスモード」を選択すると、エキゾーストサウンドは、さらに官能的なものになる。新設定の「クワイエットスタート」を選択すると、周囲の環境に配慮した控えめなサウンドに変化する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る