「セダンの復権」願い叶わず、マークX 改名15年で退場[新聞ウォッチ]

10代目マークX(2004年)
10代目マークX(2004年)全 3 枚

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

【画像全3枚】

国内向け生産を今年8月に終了する三菱自動車のRV『パジェロ』に続いて、トヨタ自動車の中型セダン『マークX』も12月で生産を打ち切るという。高度成長、バブル経済を謳歌した「昭和のオヤジ」たち団塊の世代にとって、その時代を駆け抜けた名車が相次いで去ってゆくのはさびしさを感じる。

きょう各紙にもパジェロとマークXの生産終了をセットで取り上げている紙面も多い。このうち、読売は経済面で「姿消す昭和・平成の名車」とのタイトルで「昭和から平成にかけて人気を集めた名車が相次いで姿を消す」と、パジェロとマークXの生産終了を取り上げて「2車種の幕引きは、日本の自動車市場の変化を映し出している」と伝えた。

朝日も「さらば時代を築いた名車」との見出しで、マークXについては「前身の『マークII』からあわせて約50年、トヨタの代表的な車種だったが、近年はセダン需要が低迷。生産を打ち切ることになった」と報じている。

初代コロナ・マークII(1968年)初代コロナ・マークII(1968年)思えば、初代は1968年に「コロナ・マークII」の名称で発売。当時の開発目標はワンランク上を合言葉に「世界のライバルに打ち勝つ走り」だった。走行性能に優れて80年代は「ハイソカー」ブームに乗って人気を集めるなど、常に自動車市場のエポックメーカーであり続けたが、90年代後半以降は、ミニバンなどに押されて低迷していた。

当時「自己変革」を経営課題に掲げたトヨタでは、2004年秋には「マークX」に改名し、新たなプレミアムセダンとして「セダンの復権」を目指した。しかし、軽自動車が主流の国内市場ではプレミアムセダンは高嶺の花となり、苦戦を強いられていた。トヨタでは「商品構成の見直しから、やむを得ず生産終了を判断した」という。マークXとしては15年で幕を下ろすことになる。

2019年4月25日付

●ネット閲覧や購買のデータ、企業に利用停止義務、政府検討(読売・1面)

●日産また業績下方修正、3月期予想、事件でイメージ悪化(読売・10面)

●姿消す昭和・平成の名車、パジェロSUVに勝てず、マークXセダン離れ響く(読売・10面)

●ガソリン150円目前連休痛手「高止まりが続く」(朝日・7面)

●都営三田、新宿線を増結へ、22年度目標に混雑緩和(毎日・25面)

●米エアバッグ1230万台調査、トヨタなど6社、死亡事故も(産経・11面)

●日米きょう閣僚級協議、貿易交渉、財務相、為替条項議論か(東京・7面)

三菱パジェロ、パリダカ仕様。1997年、篠塚建次郎が総合優勝。三菱パジェロ、パリダカ仕様。1997年、篠塚建次郎が総合優勝。●パジェロ駆け抜けた37年、パリ・ダカで人気に火 運転した篠塚さん(東京・26面)

●池袋暴走妻子亡くした男性会見、危険な運転しそうな時2人を思い出して(東京・29面)

●日産、抜本的リストラ急務、拡大路線の清算途上(日経・2面)

●現代自復活の道険しく、CASE対応周回遅れ(日経・15面)

●ベンツ2万台リコール「A180」など61車種(日経・42面)

《福田俊之》

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