奥深さも妄想も無限、GW10連休に開催する プラレール博 は鉄オタにも刺さる[フォトレポート]

プラレール博 in TOKYO(4月26日~5月6日)
プラレール博 in TOKYO(4月26日~5月6日)全 40 枚

「このレールの上を、モーターを積んで走り回る、いろいろな車両をつくれ」そんな創業者の号令から、プラレールが誕生して60年。すでに累計1億6900万個も売れたプラレールのカーニバルが、東京・池袋で始まった。

題して、「プラレール博 in TOKYO~超デカッ!プラレールトンネル登場!~」。池袋 サンシャインシティ・ワールドインポートマートビル(東京都豊島区)で4月26日~5月6日、11日間にわたって開催されるプラレール祭りのリアルを、“斜めからの角度”でみていこう。

プラレールには複数の黄金期がある

プラレール博 in TOKYO(4月26日~5月6日)プラレール博 in TOKYO(4月26日~5月6日)プラレールには、実は黄金期が複数ある。第一期黄金時代は、1972年から1982年の10年間。山陽新幹線が1972年に開通し、3年後に新幹線が博多まで全通。1976年には蒸気機関車が全廃し、ブルートレインブームがやってくる。

第二期黄金時代は、1987年からの3年間。国鉄が解体され民営化、JRが誕生したのが1987年。このころミニ四駆ブームや、青函トンネル開業、新幹線のぞみ、新幹線つばさが登場し、スーパーファミコンが発売された。

2010年代になると、蒸気を再現したトーマスセットや、ホームドアがついた高架駅など、リアルさを追求した商品が広がり、新幹線変形ロボ シンカリオンや、スピードを切り替えられるキットなどを続々と出していく「新たなチャレンジの継続」の時代に入ってきた。

そんなプラレールの歴史も、実機と年表で俯瞰できて、パパやママにとってもおもしろい。

同形式でも微妙に違うモデルがある

プラレール博 in TOKYO(4月26日~5月6日)プラレール博 in TOKYO(4月26日~5月6日)また、歴代モデル展示のなかには、同形式でありながら、微妙につくりが違うモデルを並べたコーナーも。たとえば、丸い花で誰もが知ってる初代新幹線、0系。プラレール0系は、歴代モデルが5種ある。初代から5代目へとみていくと、先頭形状のディティールの細かさはもちろん、ルーフ部のつくりでも進化がみてとれる。

ドクターイエローも歴代がならぶ。カラーの微妙な違いもおもしろい。新幹線700系にいたっては、3種類あるうえに、ヘッドライトの点灯有無や、ルーフのディティールに違いがある。直近モデルは、JR東海所属の編成番号「C22」まで記されている。

このほか、新幹線500系、国鉄急行型165系、山手線歴代形式、京成スカイライナー歴代形式、成田エクスプレス歴代形式など、いろいろ見比べてみると、時間を忘れて見入ってしまう。

タカラトミーが立ち上げた新会社の新造車両がある

プラレール博 in TOKYO(4月26日~5月6日)プラレール博 in TOKYO(4月26日~5月6日)実際の尺度とは違い、どこまでも自由なプラレールは、走らせ方や並べ方で、いろいろ想像力がふくらみ、妄想がとまらない。そんなプラレールの利点を前面に打ち出した新商品が、このプラレール博で初公開されている。その名も「レールも!車両も!情景も!60周年ベストセレクションセット」。

この60周年ベストセレクションセットは、人気のレールや情景パーツ17種、計47点と3両編成の車両1点が同梱されたオールインワンセット。同セットに含まれるレール・情景パーツは、昭和から平成の間に人気が高かった組み合わせを再現。

さらにおもしろいのは、このセットに含まれる車両が、まったくの妄想車両。架空の設定の鉄道会社、プラレール鉄道のなかを走る新型車両「P001系 レッドフライナー」がセットに入っている。

P001系レッドフライナーは、プラレール鉄道のエアポート特急車両というポジション。戦闘機のコックピットのようなカノピー的な運転室、先頭寄りルーフにつくシングルアームパンタグラフが印象的。「こんな列車、あってもいいよな」って思っちゃうプラレール鉄道のフラッグシップモデルも、このイベントで間近にみることができる。

想像力と妄想がとまらない力がある

プラレール博 in TOKYO(4月26日~5月6日)プラレール博 in TOKYO(4月26日~5月6日)このほか、湘南色のE231系、東京メトロ千代田線16000系、総武線E231系が並ぶ車両基地シーンでは、「ここどこをイメージしてるんだろ? この3形式が並ぶ車庫はないから、大宮工場?」とか妄想ふくらむ。東京モノレールの下を行く東海道新幹線を見つけたりすると、「ああ、大井車両基地へとむかう連絡線を行くN700系と、東京モノレールね」とか……。

そんな妄想はさておき、「プラレール博 in TOKYO~超デカッ!プラレールトンネル登場!~」は、約400編成のプラレールが走行する巨大ジオラマ内に出現した「プラレールトンネル」をはじめ、「うわっすっご!」と唸るものばかり。子どもたちが大はしゃぎするコーナーはもちろん、パパ・ママも思わず「へえ!」ってなる展示もいろいろあるから、ファミリーでプラレールの奥深さを体感してみて。

《レスポンス編集部》

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