ボートレース場にキッズむけアスレチック遊具エリア誕生…ボーネルンドが下関でプロデュース

ボートレース下関場内にオープンした「Mooovi下関」
ボートレース下関場内にオープンした「Mooovi下関」全 16 枚

坂上忍、徳光和夫、蛭子能収が夢中になるあれといえば、ボートレース。競艇場は子どもからシニアまで老若男女を引きつけるプレイランドへと進化している。きょう4月30日、山口県下関市のボートレース下関に、またホットな遊び場が誕生した。

その名も、「BOAT KIDS PARK Mooovi下関」(モービィ下関)。「赤ちゃんから小学生まで、年齢・発達や興味にあわせて屋外で身体遊びが楽しめる」という、飛び跳ねたり、走り回ったり、転んだり……、ができるスポット。

プロデュースは、遊具輸入や遊び場開発を手がけるボーネルンド。BOATRACE 振興会・下関市ボートレース企業局と協働し、「ボートレース場屋外施設としては日本初」となるモービィ下関を、この10連休どまんなかにオープンさせた。

デンマークの最新遊具で思いっきり遊べる!

ボートレース下関場内にオープンした「Mooovi下関」ボートレース下関場内にオープンした「Mooovi下関」パパママ目線でモービィ下関をみると、「遊具の世界的メーカー、デンマーク コンパン社製の最新アトラクションを体験できる」という点。固定式のコンパン社製大型遊具17種類に加え、アメリカ イマジネーション・プレイグラウンド社のビッグブロックが、回遊できるように置かれている。

子どもたちが行列をつくったのは、ケーブルウェイ。アスレチック場にあるような、ぶら下がりながら滑空するアトラクションで、「振り落とされないように全身でバーにつかまる力が要るよ。立ってもいいし座ってもいいよ」とスタッフが子どもたちに声をかける。

業界的にはオーシャンドームとロビニアシップが日本初登場モデルで注目されているとか。ロビニアシップは、帆船をイメージした遊具で、帆のネットを登ったり、甲板から滑り台でおりてみたりと、子どもたちの自由な発想と船員のイメージで遊べるという。また、ドーム型のネットクライミングができるオーシャンドームは、登るたびに違う動きやルートが生まれて、発想次第でいろいろなクライミングが楽しめる。

さらに、幼児期の子どもたちも夢中になるベビー・トドラーゾーンや、ゆりかご型デイジースイングは、パパママといっしょに遊べるとあって、「うちにはない遊具に触れられて、子どもたちも離れようとしない」と苦笑いするママもいた。

ボートレース場の遊び場づくりを自治体がプッシュする理由

ボートレース下関場内にオープンした「Mooovi下関」ボートレース下関場内にオープンした「Mooovi下関」この「BOAT KIDS PARK Mooovi下関」(モービィ下関)オープン式典には、下関市の前田晋太郎市長をはじめ、下関市ボートレース企業局、同事業課、BOATRACE 振興会などの関係者が参列。前田市長も「こうした地域コミュニティの場としてボートレース場が活用されるのは市民にとってもうれしいこと」と期待を込めるのには理由がある。

ボートレースの売上金は、その75%が的中舟券購入者への払い戻し、残りの25%がレースを主催する全国の自治体に流れるというのが基本。この25%のなかからは、地方自治体の予算に組み入れられ、小中学校や体育館、美術館、公営住宅、病院などの公共施設の建設・維持などに使われているという。

ボートレース場内の遊び場としては、ボートレース戸田(埼玉県戸田市)に次いで2番め。戸田は屋内で、下関のように屋外の広大な敷地に、砂場や水遊び場、デンマークの最新遊具で思いっきり駆け回ったりよじ登ったり滑ったりできるのは、このモービィ下関が国内初。大きな駐車場もあれば、ボートレース場内のフードコートもある。「一日じゅう、家族やグループで遊べる空間に進化している」というボートレース場の、トレンドを体感した。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. ジェイテクト、「ベアリング」の模倣品2600点をタイで摘発
  5. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る