トヨタのVCファンド、1億ドルの2号ファンド設立---自動運転やロボティクス

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米国トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)のベンチャーキャピタルファンド「Toyota AI Ventures」(TAIV)は、1億ドル=約111億4000万円の2号ファンドを設立した。トヨタ自動車が2日、発表した。TAIVは自動運転モビリティやロボティクス関連のベンチャー企業へ投資する。

TRIは、米国で人工知能や自動運転・ロボティクスなどの研究開発を行なうトヨタ自動車の研究機関。シリコンバレーに拠点を置くTAIVは、起業家精神にあふれた企業・人材との連携拡大を目的に、1億ドルを投じて、2017年7月にTRIの子会社として設立された。設立から現在までに、様々な技術・事業領域に取り組むベンチャー企業19社に投資している。

TAIVは1億ドルの2号ファンドを新たに設立し、自動運転モビリティやロボティクス関連分野に代表される、革新的な技術開発や新規事業の創出に取り組むベンチャー企業への投資を継続する。2号ファンドの設立により、ベンチャー企業へ投資やサポートを行うTAIVの資産総額は、1号ファンドと合わせて2億ドル以上となる。

TAIVの現在の投資先は、日常生活の自動化支援に使われるロボットを開発する「Elementary Robotics」、人工知能の認識技術を活用して人と共生するロボティクス技術に取り組む「Intuition Robotics」、一般乗客向け電動垂直離着陸機サービスの先駆者である「Joby Aviation」、レベル4自動運転のシャトルサービスをコミュニティ内で提供する「May Mobility」、船舶業界向けの自動操縦・ナビゲーションシステムに取り組む「Sea Machines」など、分野は多岐にわたる。

《高木啓》

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