ボッシュ、AIを活用して排ガスシステムを予測制御へ…ドライバーの運転挙動を分析

ボッシュのAIを活用した排ガスシステムを予測制御する取り組み
ボッシュのAIを活用した排ガスシステムを予測制御する取り組み全 2 枚

ボッシュ(Bosch)は、AI(人工知能)を活用して、ドライバーの運転挙動から導き出したパターンに従って排出ガス後処理システムを予測制御する取り組みを開始した、と発表した。

【画像全2枚】

ボッシュは今から10年後の2030年、乗用車と小型商用車全体の約75%が、依然として内燃機関を動力源としていると予測している。この予測に基づき、ボッシュはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの最適化のために、多額の資金を投入し続けている。

ボッシュは、当面主力であり続ける内燃機関をさらに発展させるために、AIを活用している。ボッシュはAIを活用して、各ドライバーの運転挙動から導き出したパターンに従って、排出ガス後処理システムを予測制御する取り組みを開始した。ボッシュによると、これが実現すれば、車両の排出ガス量をさらに低減することが可能になるという。

ボッシュでは、排出ガス後処理システムと排出ガスセンサーユニットの開発に、およそ3500人の従業員が携わっている。2018年には、この部門で約23億ユーロの売上高を達成した。この数字は2025年までに、3割増の30億ユーロに拡大すると見込んでいる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  2. スズキは『モンスターハンター』とコラボ!『ジムニーノマド』&『DR-Z4S』カスタムほか、計9台を出展…東京オートサロン2026
  3. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  4. 北米三菱自動車、製造物責任訴訟の控訴審で逆転勝訴…一審判決を破棄差戻し
  5. ホンダ『シビック e:HEV』に「RS」登場! HRCバージョンの「タイプR」も初公開へ…東京オートサロン2026
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る