車を運転して暗号通貨をもらう…ジャガー・ランドローバーが試験運用

スマートウォレット
スマートウォレット全 7 枚

自動車を運転することでドライバーが暗号通貨(仮想通貨)を得て、各種の支払いに使える……。“スマートウォレット”機能を搭載したコネクテッドカーの試験運用を、ジャガー・ランドローバーが始めた。

【画像全7枚】

スマートウォレット(=賢い財布)機能によって、ドライバーは運転中に暗号通貨を得ることができる。クレジットは、交通渋滞や道路舗装の穴の位置といった情報をシェアすると獲得でき、通行料金、駐車料金、充電料金の自動支払いに用いることができる。コーヒーの支払いにあててもいい。

スマートウォレットは、アイルランドのシャノンにある、ジャガー・ランドローバーのソフトウェア研究施設で試験運用されている。すでにジャガー『E-PACE』やランドローバー『レンジローバー・ヴェラール』の何台が新技術を装備して走っている。

スマートウォレットは、ジャガー・ランドローバーの「デスティネイション・ゼロ」(=目的地ゼロ)戦略の一環だ。エミッション・ゼロ、交通事故ゼロ、渋滞ゼロをめざすというものだ。目標達成のひとつの手段がシェアリングエコノミーの実現であり、自動車は、未来のスマートシティにおいて情報収集の手段として不可欠になるとされる。スマートウォレットで交通情報をシェアすることで、渋滞を避けることや渋滞を削減することができ、テールパイプから排出されるガスを減らすことができる、というわけだ。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型コンパクトSUV『カイト』発表…新デザイン言語を反映
  2. 【BMW 120d 新型試乗】BMWのディーゼルが凄いことになっている!…中村孝仁
  3. 『エルグランド』新型に搭載、日産の次世代e-POWER用エンジン…STARC燃焼技術が日本燃焼学会「技術賞」に
  4. トヨタ、新型スポーツカーを予告…12月5日ワールドプレミアへ
  5. アウディの5気筒エンジン、2026年に誕生50周年…最新の『RS 3』が伝統を継承
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る