ZF、自動運転の開発を促進---乗員認識システム技術企業を買収へ

ZFの自動運転車向け乗員認識システムのイメージ
ZFの自動運転車向け乗員認識システムのイメージ全 2 枚

ZFは5月13日、自動運転技術を手がけるシミ・リアリティ・モーション・システムズ(Simi Reality Motion Systems)社を買収すると発表した。

シミ・リアリティ・モーション・システムズ社は1992年、ドイツ・ミュンヘン近郊に設立された。人間の動きを記録し、分析するための画像ベース3Dシステムに関して、豊富なノウハウを持つ。ZFによると、同社のノウハウは乗員認識システムの開発において重要であり、乗員認識システムは、自動運転車における安全の基本要素になるという。

高度な自動運転車では、ドライバーは運転操作を車両に任せ、走行中、運転操作以外のことを車内で行えるようになる。しかし緊急時には、ドライバーが運転操作に戻れるようにしておくことが求められる。そのために必要なのが、乗員の体格や位置を認識する乗員認識システムだ。

ZFは、シミ・リアリティ・モーション・システムズ社の株式の90%を取得し、買収する計画。ZFは、シミ・リアリティ・モーション・システムズ社への出資が、シートベルト、エアバッグ、ステアリングホイールなどの乗員安全システムに関するZFの能力を拡大する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. いつでもビーチ気分! 夏仕様のSUV『ハバナ』が30台限定で登場、499万円から
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る