BASFの自動車補修用塗料ブランド「R-M」は、色測定技術を強化した「カラートロニック 12/6 分光光度計」を日本市場に導入すると発表した。
カラートロニック 12/6 分光光度計は、12光線による測定技術で正確な色を識別し、完全な一致率を実現する。カラーカメラが、6枚のカラー写真に基づいてメタリック/パール仕上げを見分けることにより、ターゲットにより近いカラーに調整。また、自動車が長時間直射日光にさらされていた場合に警告する新機能を搭載。測定に影響する高温環境を警告する機能によって信頼性をこれまで以上に高めている。
測定データはWi-Fiを介してワークステーションに送信でき、ペインターは入庫後すぐにオーナーの前で色測定を行うことが可能。また、データベースに保存されたジョブを分光光度計にアップロードし、分光光度計で処理することもできる。
ワークステーションでは、最新のソフトウェアを使用して、測定データを既存のカラーデータベースと比較する。色はカラーバーとして隣合わせに表示され、測定された色と一致する割合を示すインデックスを見ながら、測定した色にできるだけ正確に一致するように、色を調整できる。
また、デバイスの電源を入れるたびに、キャリブレーションが自動的に実行されるなど、装置のメンテナンスと信頼性も向上。手動キャリブレーションは月1回のみで、バッテリーの再充電も高速化。デバイスが破損した場合は、保証サービスが適用されるため、迅速な交換が可能だ。
【訂正】カラートロニック 12/6 分光光度計は5月16日より日本で発売としていましたが、発売日は未定となりました。訂正し、お詫び申し上げます。