アウディ、サービス技術者向けVRプログラムを全世界で導入へ…初のEV『e-tron』で

アウディ初のEV、e-tronのVRプログラムのイメージ
アウディ初のEV、e-tronのVRプログラムのイメージ全 5 枚

アウディは5月17日、ブランド初の市販EVの『e-tron』(Audi e-tron)の本格販売開始に向けて、サービス技術者やテクニカルトレーナー向けのVRプログラムを全世界で導入すると発表した。

すでにアウディは、ドイツで開発されたVRヘッドセットを装着し、アウディ車の仮想体験ができるプログラムを導入している。高性能VRヘッドセットの「HTC Vive」にトラッキングシステムを組み合わせることにより、アウディはVRテクノロジー体験を可能にした。

顧客は興味のある車両を好みの仕様に変え、仮想空間上で確認することができる。また、車両の周囲を確認したり、運転席や助手席に座ったり、インテリアの各部分を間近に観察することも可能。エンジンルームの中を覗き見ることもできる。

アウディは今回、ブランド初の市販EVのe-tronの本格販売開始に向けて、サービス技術者やテクニカルトレーナー向けのVRプログラムを全世界で導入すると発表した。

たとえば、サービス技術者は、e-tronの高電圧バッテリーの取り扱いを仮想空間で練習できる。プロセストレーニングコースでは、バッテリーを開く方法、スイッチボックスを交換する方法などをVRで学ぶ。

VRトレーニングの利点は、デジタル技術のおかげで、世界中の市場で効率的に、迅速かつ高いレベルでトレーニングコースを実施できることにある。さらに、従業員は危険を伴わずに、仮想空間内で新しいテクノロジーについて学ぶことができる。トレーニングのスピードを自分で決めることも可能。言語は英語、スペイン語、フランス語などに対応している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  3. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  4. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  5. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る