明るいホンダ、乗ってみたくなるシニアカー…人とくるまのテクノロジー2019

ホンダ(人とくるまのテクノロジー2019)
ホンダ(人とくるまのテクノロジー2019)全 26 枚

パシフィコ横浜で22日に開幕した「人とくるまのテクノロジー展2019」。ホンダブースは電動化一色、とにかくネアカという感があった。二輪車・汎用機部門からはリリースされたばかりの電動バイク『PCXエレクトリック』と、脱着式のバッテリーを交換できるスタンドを展示していた。

PCXは容量1kWhのバッテリーパックを2個搭載し、おおむね50~60kmほど走ることができるという。そのウェイポイントにバッテリー交換スタンドができれば、そこですぐにフル充電状態となり、ふたたび50~60kmを走れるという寸法。すでにフィリピンなどで実証実験を行っており、今のところバッテリー盗難などのトラブルは発生していないという。

この電動モビリティ、実はPCXエレクトリックだけではなく、隠し玉があった。電動シニアカーの『ESMO Concept』だ。バッテリーはPCXと同じものを使い、やはりバッテリー交換を簡単に行うことができるというのが売りだが、なんだかんだ言う前に、これは素直にかっこいい!!

「クルマを降りたシニア世代はもともとクルマ好き、バイク好きが多かった。シニアカーがかっこ悪いから乗りたくないという方がけっこういらっしゃるんですよ。それで、乗りたくなるようなシニアカーを作ってみようと思ったのです」(ホンダのエンジニア)

ホンダ(人とくるまのテクノロジー2019)ホンダ(人とくるまのテクノロジー2019)

四輪のほうはEV走行距離100km超をうたうホンダの新世代電動車『クラリティPHEV』に搭載されたシステム「SPORT HYBRID i-MMD Plug-in」を展示。総容量17kWhと、PHEV(プラグインハイブリッドEV)としては異例の大型バッテリーを積みながら、配置の巧みさでシステムのコンパクト化を実現したことが見て取れた。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  3. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  4. ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
  5. ニュルブルクリンクで試験中を捕捉!! トヨタ・スープラの最高峰「GRMN」
  6. これまでの日産車とは全く違う!? しかもPHEV!な『エヴォ・コンセプト』…北京モーターショー2024
  7. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  8. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  9. ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
  10. 疲れ知らずのドライビング体験!シート交換がもたらす快適性の秘密~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る