【マツダ3 新型】別府開発主査「マツダが持てる技術を余すことなく採用」

マツダ3 発表会
マツダ3 発表会全 12 枚

マツダは5月24日、新型『マツダ3』を発売した。独自の燃焼方式を採用したエンジンや造り込んだデザインなどを採用したマツダの新世代商品の第1弾となるモデル。価格は218万1000~362万1400円となっている。

マツダ3は、日本市場においてこれまで3代にわたり『アクセラ』の名前で販売されてきたが、今回の全面改良を機に、海外で使用しているモデル名に統一した。

マツダ3の開発主査を務める別府耕太氏は「ネーミングについては社内で非常に大きな議論があった」と明かす。というのも「アクセラはすでに3代続けて導入し、たくさんファンをもっている」からだ。

しかし別府氏は「今回は、次世代商品群の幕開けを飾るクルマで、今マツダが持てる技術すべてを、このマツダ3に余すことなく採用した。通常、新技術の搭載やインテリアの造り込みは、上位機種であればやるのは当然だが、このマツダ3は我々のラインアップの中ではエントリーから中間を支えるモデルにも関わらず、今マツダが持つすべてを注ぎ込んだ。この我々の思いは、新世代商品群で再びお客様に喜びと感動を感じて頂くということで、今回あえてそうしたことをやった」と強調。

マツダ3 発表会マツダ3 発表会

その上で「そういった背景があって、我々の自信と新世代商品群に向けた決意の2つを込めるという意味で、マツダという会社の名前をモデル名に与える決断をした」と別府氏はネーミングを変えた経緯を語った。

またマーケティングを担当する齊藤圭介氏も「マツダという社名を冠したクルマにすることによって、お客様にはマツダというブランドで商品を選んで頂きたい。そしてそれを保有することによってマツダとの絆を深めて頂きたいという狙いが込められている」と解説する。

マツダ3 開発主査 別府耕太 氏マツダ3 開発主査 別府耕太 氏

マツダ3のエンジンラインアップはセダンが2リットルガソリン、1.8リットルディーゼル、それに10月販売開始予定の独自の燃焼方式SPCCI(火花点火制御圧縮着火)を採用した2リットルの新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」。ハッチバックはそれらに加えて1.5リットルガソリンエンジンも設定されている。

マツダ3はSKYACTIV-Xをマツダ車として初搭載したことに加えて、先代のアクセラに比べて高価格帯のグレードが設定されているのも特徴。齊藤氏は「従来アクセラでカバーしていたハッチバックの市場はカバーしながら、これまではアクセスしていなかった高価格帯を考えていらっしゃるお客様にも選んで頂けるような商品にしていきたい。セダン市場においてはコンパクトなCセグメントセダンだけではなく、少し大きなCDセダン、Dセダンを選ばれるお客様にもマツダ3を見て頂きたいと考えている。マーケット全体としては縮小傾向だが、カバーする規模は増えるという格好になる」と話していた。
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《小松哲也》

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