沖縄都市モノレールが10月1日に浦添市内まで延伸…2020年春にはSuicaも導入

延伸区間の浦添前田駅付近を行く試運転列車。2019年4月。
延伸区間の浦添前田駅付近を行く試運転列車。2019年4月。全 2 枚

沖縄県那覇市の那覇空港駅と首里(しゅり)駅を結ぶ「ゆいレール」を運営する沖縄都市モノレールは5月24日、首里~てだこ浦西間4.1kmの延伸開業を10月1日に決定したと発表した。

この延伸区間は、2008年にルートが決定され、2011年度に特許を取得。2019年春の開業を目指して2013年に着工したが、「起業地取得の難航や工事の不調不落など」を理由に延期されていた。

延伸区間には石嶺・経塚・浦添前田・てだこ浦西の4駅が設置され、那覇市内の石嶺駅以外は浦添市内の駅となる。これにより、浦添市に初めてモノレールが入線することになった。

なお、延伸に伴ない、延伸区間を含めた運賃と、10月1日に予定されている消費増税分を含めた運賃の改定が内閣府沖縄総合事務局に申請された。

それによると、延伸により運賃区分が従来の4区から5区に変更され、4区以遠(9.1km~)は4kmごとに運賃を加算する設定としている(~9kmの3区までは3kmごとの加算)。これにより最遠は5区の17kmまでとなり、該当する大人の普通運賃は370円となる。

また、沖縄都市モノレールでは、これまでICカード乗車券に独自の「OKICA」を使用していたが、2020年春のSuica導入をJR東日本と合意したことも明らかにしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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