【マン島TT】113年目のレース、天候不順のため1日遅れで開幕

マン島TTレースのプラクティス初日、サイドカーの初参加者向け先導走行がスタート(マン島TTレース2019)
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世界最古の公道オートバイレース、マン島(まんとう)TTレースが5月26日日曜日に開幕した。

TTレースは、グレートブリテン島とアイルランド島の間にある淡路島ほどの大きさのマン島で、1周60kmの公道を閉鎖してレースを行う公道レースで、1907年に始まり今年で113年目となる。今年も日本から山中正之選手、電動バイクレースにTeam MIRAIとTeam無限が参戦することになっており、注目すべきレースイベントだ。

マン島TTレースは全日程2週間の会期で、前半1週間をプラクティス(練習走行または公式予選)、後半1週間は1日おきで4日間にわたって決勝レースが行われる。
2019年のプラクティス第1日目は5月25日土曜日開催の予定だったが、雨や霧のため翌26日日曜日に延期された。

開催クラスは、スーパーバイクTT(4気筒1000ccなど)、サイドカーTT、スーパースポーツTT(4気筒600ccなど)、スーパーストックTT(改造制限のある4気筒1000ccなど)、TT Zero(電動バイク)、ライトウエイトTT(2気筒650cc)、シニアTT(スーパーバイクと同じ)の7クラス、9レースが行われる。

公道レースは一般道を閉鎖して行うもので、ふだんは練習することができないため、サーキットでのレースに比べてプラクティスに充てられる日数が長い。ただしマン島はこの時期、緯度が高いのとサマータイムのため、日没時間が21時過ぎで、プラクティスは基本的に、学校や仕事に影響のない平日の18時20分から20時50分まで行われる。また、以前は教会の日曜礼拝のために日曜日は開催できなかったが、できるだけ走る機会を増やして安全につなげたいという意向から、現在では法律を変更して、プラクティスも、レースも天候などの理由で延期になった場合に限り、日曜日に公道閉鎖して走行できることとなった。

5月26日日曜日は朝から雨となったものの、風が強く午後からは晴れ。ウェットパッチが乾くのを待ち、13時30分スタート予定だったところを14時15分に遅らせてのスタートとなった。

まずスタートしたのは、ニューカマー(初出場者)のためのコントロール・ラップ。TT経験者や現役のベテランライダー/サイドカーチームによる先導走行から。ニューカマーの選手はオレンジ色のベストを着用することになっている。
そのあと、ライトウエイト、スーパースポーツ、ニューカマーのプラクティスが行われ、1周約60kmのTTマウンテンコースを各ライダー6周程度ずつ走行した。

予選通過条件はニューカマーがプラクティスウィーク中、合計6周(サイドカーは4周)、ニューカマー以外は5周(同、3周)、TT Zeroは2周することと、ラップタイムの条件としてSolo(2輪)はトップから3位のタイムの112.5%以内、サイドカーは同115%、TT Zeroは1周30分以内のラップタイムを刻むこととなっている。

6月1日土曜日の決勝レース開幕に向けて、今年もマン島一番のレースイベントが始まる。

《小林ゆき》

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