ヤンマーアグリは、作業効率アップ・低コスト化など、担い手農家のニーズに応える「ベストマッチモデル」として、コンバイン「YH462A」を6月1日に発売する。
近年、農地の集約による経営の大規模化や集落営農組織が増加傾向にある一方で、中小規模農家は就農者減少・高齢化による人手不足などにより減少傾向にある。同社は、中小規模担い手農家のニーズに応える、高機能で使いやすくコストパフォーマンスに優れた「ベストマッチモデル」として昨年12月にトラクターと田植機を発売。今回、ラインアップにコンバイン「YH462A」を追加する。
新機種は総排気量3318cc、出力62.3psのコモンレールエンジンを搭載し、負荷が大きくなる湿田での稲刈り作業などでも、エンジン回転が落ちることなく安定した作業が可能。また定格回転が低いため、振動・騒音が小さく快適な作業を実現する。
標準な納屋の出入り口高さ2570mmに対し、キャビン無し仕様の全高は2350mmと低く抑えた設計で、移動・格納などにも配慮。オプションのサンバイザーを装着しても、折りたたんだ収納時の全高は2400mmになり、納屋への格納も楽に行うことができる。
大排気量・高出力コモンレールエンジンオーガシューターは、向きを調節することで籾の排出方向を調整でき、機体の位置直しを最小限に抑えられるほか、水平にすると排出口が閉じ、籾がこぼれない設計となっている。
価格(税別)は784万円から889万円。
ヤンマー コンバイン YH462A