[ソースユニットのトレンド分析]AV一体型ナビ考察 その2

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クラリオン・NXV987D
クラリオン・NXV987D 全 3 枚 拡大写真
クルマの中で音楽を楽しもうとするときの音源再生装置として、貴方は何を使っているだろうか。昨今はチョイスの幅が広がっている。そのようにさまざまある選択肢の中から何を選ぶべきなのか、そのヒントを提示すべく、それぞれの利点を解説する特集をお贈りしている。

第2回目となる当回は、“AV一体型ナビ”考察の続編をお届けする。

◆音声出力を“デジタルアウト”できる唯一の“AV一体型ナビ”、『クラリオン・NXV987D』!

今回も、具体的に考察していく。まずは、“クラリオン”の『NXV987D』をクローズアップし、当機の“ソースユニット”としてのポテンシャルについて考えていく。

さて、クラリオン『NXV987D』も“ハイレゾ音源”の再生が可能だ。ゆえに当機が特に“ソースユニット”として魅力を放つのはやはり、“ハイレゾ音源”を車内で手軽に快適にそして良い音で楽しみたいと思ったときである。

そして当機は、その特長がさらに活きるこれならではの特長も持ち合わせている。それは、「音楽信号をデジタル出力できること」である。

これがどのような利点を生むのかというと…。答は以下のとおりだ。「ハイエンドカーオーディオシステムで“ハイレゾ音源”を操作性高く楽しめること」である。

というのも、ハイエンドシステムにおいては“DSP(デジタルシグナルプロセッサー)”が必需品となるのだが、それを活用するシステムで“ハイレゾ音源”をできるだけ高音質に楽しもう思ったら、“ハイレゾ音源”の音声信号を“DSP”にデジタル入力したくなる。“DSP”内部では信号はデジタル処理されるので、音楽信号はデジタルのまま取り込めた方が状況としてシンプルだからだ。

なのでハイエンドシステムでは“DAP”がソースユニットとして使われることが多くなっている。“DAP”ならば“ハイレゾ音源”をデジタル出力できるからだ。ただし…。選曲等の操作性には少々難がある。車載専用機ではないので、運転中の操作性が良いとは言い難いのだ。

しかし『NXV987D』を使えば話が変わる。“ハイレゾ音源”の音楽信号をデジタルのまま取り込めてその上さらに、運転中の操作も至って快適に行える。

なお『NXV987D』は、クラリオンの先進のカーオーディオシステム『フルデジタルサウンド』と組み合わせたとき、同システムのコントロール機としても便利に使える。“ハイレゾ音源”を手軽に楽しみたい人&ハイエンドシステムで楽しみたい人、そして『フルデジタルサウンド』を快適に使いたい人、それぞれにとって魅力的な“ソースユニット”となっている、というわけなのだ。

◆“ハイレゾ音源”を高音質に楽しめ、DVD5.1chソフトも迫力の音で堪能できる『ダイヤトーンサウンドナビ』!

続いては、三菱電機の『ダイヤトーンサウンドナビ』をクローズアップする。当機も“ソースユニット”として活用し甲斐のある1台だ。

なお当機は、搭載されている“DSP”が至って高性能だ。なので当機は“コントロールユニット”としても高い能力を発揮する。つまり当機を導入すればすなわち、ハイレベルな本格Hi-Fiシステムを構築できるのだ。

さて、ここでは『ダイヤトーンサウンドナビ』の“コントロールユニット”としてのポテンシャルはさておき、“ソースユニット”としての実力を分析していく。まず当機も、“ハイレゾ音源”を気軽にかつ高音質で楽しみたいと思ったときに特に、“ソースユニット”としての魅力を放つ。

ちなみに当機で“ハイレゾ音源”を再生するときには音声出力が44.1kHz/24bitにダウンサンプリングされるのだが、だからと言って“ハイレゾ音源”の良さが味わえないかと言うと、そうではない。量子化ビット数は24bitのままなので、“ハイレゾ音源”ならではの音の細かさがスポイルされることはない。

さらに『ダイヤトーンサウンドナビ』では、“ハイレゾ音源”を高音質に再生するための“DIATONEハイレゾテクノロジー”が搭載されていて、さらにはそもそも音源を高解像度に再生するための工夫も多々盛り込まれている。ゆえにサンプリング周波数がダウンコンバートされることをさほど気にする必要はない。高音質に“ハイレゾ音源”を楽しめる。

また、『ダイヤトーンサウンドナビ』には、“DVD5.1chサラウンドソース”を再生しようとするときに独特の効果を付加できる機能も搭載されている。フロント+リア4ch構成のシステムでは密度が濃く空間の広いサラウンド再生ができ、フロント2ch構成のシステムでは疑似5.1ch再生も可能となる。

『ダイヤトーンサウンドナビ』ならば、映像ソフトを楽しむための“ソースユニット”としても高い実力を発揮する、というわけなのだ。

◆「未知なる音楽と出会える」独特な機能が搭載された『サイバーナビ』

そしてもう1つ、カロッツェリアの『サイバーナビ』についても、その“ソースユニット”としての能力を考察していこう。

ところで『サイバーナビ』とは別に、音質性能にさらなる磨きが掛けられた『サイバーナビXシリーズ』もあるのだが、“ソースユニット”としてのメリットは、両シリーズでほぼ共通している。

なお、『サイバーナビ』および『サイバーナビXシリーズ』も、『ダイヤトーンサウンドナビ』と同様に高性能な“DSP”が搭載されていることも大きな特長となっている。これを中心としてのハイエンドシステムの構築も可能なのだ。

では、『サイバーナビ』の“ソースユニット”としてのバリューについて分析していこう。当機もまた、“ハイレゾ音源”を楽しみたいと思ったときに特に、“ソースユニット”として重宝するのだが、当機にもそれ以外のストロングポイントが備えられている。それはズバリ、「スペシャルな音楽ソースが楽しめること」である。その音楽ソースの名は、『ミュージッククルーズチャンネル』だ。

当機能は、さまざまな楽曲が電波に乗ってナビに送られてくるという“音楽ストリーミング”機能である。言ってしまえばある意味“ラジオ放送”のようなものなのだが、ラジオ放送とは決定的に異なるポイントがある。それは「次にかかる曲の傾向を自分でコントロールできること」である。『サイバーナビ』から常に、今かかっている曲から派生する“特選チャンネル”がドライバーに“レコメンド”されるので、ドライバーはその中から気に入ったチャンネルを選ぶことで、聴ける楽曲のテイストを気分に応じて変化させることができるのだ。

また『ミュージッククルーズチャンネル』では、「未知なる音楽と出会える」ことも利点だ。結果、お気に入りのアーティストや楽曲を増やしていける、というわけなのだ。

音楽ソースの選択肢の幅が広い“ソースユニット”をご所望ならば、『サイバーナビ』は格好のターゲットとなり得る。要注目。

今回はここまでとさせていただく。次回は、“AV一体型ナビ”以外の“メインユニット”について、その“ソースユニット”としての可能性を分析していく。乞うご期待。

“ソースユニット”のトレンドを大分析! Choice 01 “AV一体型ナビ”考察 ll

《太田祥三》

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