アウディ(Audi)は、ドイツで開催した年次株主総会において、ポルシェと共同で開発中の「PPE」アーキテクチャーをベースにした最初の電動モデルを、2020年代初頭に上級セグメントに投入すると発表した。
ポルシェとアウディは2018年2月、共同で電動化戦略を加速させると発表した。PPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)と呼ばれる次世代の電動車両向けアーキテクチャーを共同開発することが決められた。
PPEでは、新しい電動アーキテクチャーを導入する。これにより、ポルシェとアウディはパッケージやホイールベースなどを、最適化して共用することが可能になる。
またPPEは、B~Dの量販セグメントをカバーするアウディの複数の電動モデルファミリーの基礎になる。PPEでは、SUVやセダンなどの複数のボディタイプのモデルを計画。PPEは、電動車専用に開発されており、重量、パッケージング、ボディのデザインに関して利点を発揮する、としている。
ポルシェ・タイカンのプロトタイプ