日産自動車と三重日産自動車は5月29日、「災害時における電気自動車からの電力供給に関する協定」を伊勢市と締結したと発表した。
今回の協定では、日産自動車および三重日産自動車は、伊勢市で災害発生を起因とする停電が発生した際または災害が起こりうる状況で市からの要請があった際に、市が指定する避難所に、三重日産自動車の店舗に配備している電気自動車(EV)『リーフ』を無償で貸与。3者の協力によりEVからの給電を行うことで、災害時にも継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、市民の生命および身体の安全を守る。
また、この連携に賛同した赤福も同日、伊勢市と災害連携協定を締結。伊勢市との協定に基づき、大規模停電発生時または災害が起こりうる状況時に同社が保有するリーフを同避難所に無償で貸与する。
伊勢市ではこれまで、公共施設の耐震補強や津波避難タワーの建設など「命を守る」取組を行ってきた。今後は「命をつなぐ」取組として、災害用トイレの整備と備蓄倉庫の計画を策定するなど、避難所の環境改善に積極的に取り組んでいく。
日産自動車と三重日産自動車が「災害時における電気自動車からの電力供給に関する協定」を伊勢市と締結