バイク離れなんて言わせない!? 二輪業界の若者たちが両国駅前で新感覚イベント

第2回ニュートラル
第2回ニュートラル全 16 枚
江戸時代には歓楽街として栄え、現代では江戸東京博物館や北斎美術館、そして国技館があり相撲部屋も点在する両国。そんな歴史ある街で6月1日、バイク乗りの若者たちが集まった。2回目となる「NEUTRAL(ニュートラル)」だ。

会場が駅前だということにまず驚く。普通のバイクイベントなら、あり得ない。入場無料で朝10時から始まって、カドヤ、アライヘルメット、グラフィット、GPX、サインハウス(ランブレッタ)、福田モーター商会(BRP・ウラル)、アミュージオ(RIDE3)、京成ドライビングスクール、TRUE CLASSICが17時までブースを出展。

18時からはバイクナイトパーティーが開催され、DJパフォーマンスやバイクを使ったショーパフォーマンス、ライブペイントショーなどで会場がヒートアップしていく。ナイトツーリングのついでにフラッと立ち寄った人、電車で来てお酒を飲みながら楽しむ人、来場者もさまざまだ。

◆若者によるBikexArtxMusicの新感覚イベント


主催したのは二輪業界で活動する若者たちで、そのうちのひとりが日本で最も歴史のある革ジャンメーカーである株式会社カドヤ(東京都台東区)の小谷 渉さん。イベントの趣旨を聞くと、こう答える。

「若いライダーやバイクに興味を持っている人に向けて、バイクの魅力をもっと伝えたいと思いました。バイクをアートやミュージックと掛け合わせ、今までのバイクイベントでは紹介しきれなかった部分の魅力を感じてもらえる新感覚イベントです」

バイクやクルマに関心がないと言われがちな20代だが、そんな世代の彼らが自ら立案し、イベントを成功させた意味は大きい。規模こそまだまだ小さいが、若い世代がリードするバイクカルチャーやムーブメントも着実に育ってきていると感じた。今後も目が離せない。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  2. V4エンジン搭載の新型ヤマハ『YZR-M1』登場に、SNSでは「ビリビリくるぜ!」「男の子はこういうの好きだよねー」など反響
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る