メルセデスベンツ、「Car-to-X」の実証実験へ…車と車がコミュニケーション

メルセデスベンツの「Car-to-X」のイメージ
メルセデスベンツの「Car-to-X」のイメージ全 1 枚

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は6月3日、次世代の車対車のコミュニケーションシステム、「Car-to-X」の実証実験を欧州で開始すると発表した。

車対車のコミュニケーションシステムのCar-to-Xは、他車から得られた情報を元に、リアルタイムの交通情報などを車両に配信するシステムだ。

例えば、高速道路を走行していて、前方で事故が起きた場合、事故直後の後続車両は、事故の状況を知ることができない。しかし、Car-to-Xでは、高速道路のどのレーンで、どのような事故が起きたかなど、事故の場所や詳細を後続車に素早く伝えることが可能になる。

これにより、二次的な交通事故を減らそうというのがメルセデスベンツの狙い。メルセデスベンツは、Car-to-Xの市販車への幅広い採用を目指している。

メルセデスベンツは、欧州6か国(ドイツ、スペイン、フィンランド、ルクセンブルク、オランダ、スウェーデン)の運輸当局やナビゲーションソフトウエアを開発するオランダのトムトム(TOMTOM)などと共同で、緊急の危険情報をどのようにしてCar-to-Xで伝えられるか、実証実験を行う。この実証実験は、1年間行われる予定だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「めっちゃかっけぇ」日産『ティアナ』新型に反響続々! 最新コックピットに15スピーカー付きで約310万円の価格にも注目
  2. ソニー・ホンダが発表予定の新コンセプトカーに「期待十分」の声、進化の早さに「想像以上」とも
  3. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…11月掲載のリコール記事ランキング
  4. 「エスティマ難民」のあなたに? トヨタ『シエナ』2026年モデル発表…11月の新型車記事ベスト5
  5. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る