自工会と石油連盟、低粘度エンジンオイルの品質規格「GLV-1」を新設定

GLV-1の種類表示
GLV-1の種類表示全 1 枚

日本自動車工業会(自工会)と石油連盟は6月17日、低粘度省燃費のガソリンエンジンオイルの品質規格「GLV-1」を新たに設定すると発表した。

日本国内ではグローバルな自動車用ガソリンエンジンオイルの規格であるILSAC規格およびAPI規格に適合したエンジンオイルが広く普及。しかし、既存の燃費試験法ではSAE 0W-12以下の低粘度エンジンオイルの評価が難しく、自工会や石油連盟に属する多くの企業から、新たな規格の制定要望が出されていた。

新規格は粘度分類規格(SAE J300)0W-8および0W-12が対象で、低粘度かつ省燃費性に優れ、摩耗防止性、高温酸化安定性、低温スラッジ防止性等はILSAC GF-5/API SN規格と同等以上の性能を有する規格となる。

規格制定にともない、自工会、石油連盟等で構成するJASOエンジン油規格普及促進協議会は、同規格の運用マニュアルを制定。販売元は協議会に届け出ることによって、性能分類表示に関する自己認証制度を利用できるようになる。本規格に適合するエンジンオイルは2019年10月からの市場導入を予定しており、販売元はオイル缶等に「GLV-1」の種類表示ができる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る