先行技術を保有している自動車メーカーランキング、トップはトヨタ自動車

日産プロパイロット2.0
日産プロパイロット2.0全 2 枚

パテント・リザルトは6月17日、自動車メーカーを対象に、2018年の特許審査過程で他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「自動車メーカー他社牽制力ランキング2018」を発表した。

【画像全2枚】

他社牽制力ランキングは、直近の技術開発に関して競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになる。

集計の結果、2018年に最も引用された企業はトヨタ自動車だった。最も引用されたトヨタの特許は「車両搭載用マルチフェーズコンバータ」で、全てがファナックの特許13件の審査過程で拒絶理由として引用された。「自動運転制御」に関する特許や「混合気を圧縮自着火させる自着火運転が可能な内燃機関」に関する特許なども拒絶理由として多く引用された。

トヨタの特許で影響を受けた件数が最も多い企業はデンソーで626件、次いでホンダの399件、マツダの294件となっている。

ランキング2位は日産自動車だった。最も引用された特許は「車両の走行制御装置及び方法」に関する特許で、全てがマツダの特許10件の審査過程で拒絶理由として引用された。「クルーズコントロール」に関する特許や「自動運転モードと手動運転モードとを切り替え可能な車両用運転支援装置」に関する特許なども数多く引用された。

日産の特許で影響を受けた件数が最も多い企業はトヨタで306件、次いでデンソーの281件、ホンダの195件と続く。

ランキング3位はホンダで、多く引用された特許は「蓄電素子及び蓄電素子アセンブリの製造方法」や「タイヤ空気圧監視システムおよびタイヤ空気圧監視方法」で、後発の特許5件に審査の過程で拒絶理由として引用された。「歩車間通信システムおよび方法」に関する特許や「車両用投影装置」に関する特許なども多く引用された。

ホンダの特許で影響を受けた件数が最も多い企業はトヨタで239件、次いでデンソーの172件、スズキの113件だった。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「カッコ良すぎ」黒い三菱『アウトランダーPHEV』にSNSも注目! 価格については「気絶しそう」の声も
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. 万能のメルセデスベンツ『ウニモグ』、史上最も豪華なコンセプトカー登場…『Gクラス』の上を行く
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. 洗車で見つけた小キズ、板金いらずのDIY補修術 ~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る