メルセデスベンツの次世代工場、5G通信導入へ…自動車生産では世界初

メルセデスベンツの5G通信ネットワークのイメージ
メルセデスベンツの5G通信ネットワークのイメージ全 3 枚

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は6月17日、ドイツの次世代工場「ファクトリー56」に、5Gモバイル通信を導入すると発表した。自動車生産における5Gネットワークの導入は世界初、としている。

ファクトリー56は、デジタル、フレキシブル、グリーンを重視し、工場で働く従業員に焦点を当てた最新工場として、まずはドイツ・ジンデルフィンゲンに建設。「インダストリー4.0」に沿う形でデジタル化されるだけでなく、グローバル生産ネットワークの他の工場とも接続される。

ファクトリー56は、2020年に稼働する予定だ。メルセデスベンツ乗用車の上級車やEVの生産を行い、次期『Sクラス』や、電動化に特化した新ブランド「EQ」も含まれる。自動運転タクシーも生産していく。

メルセデスベンツは、このファクトリー56に、5Gモバイル通信を導入する。強力なWi-Fiシステムによって、機械とシステムを互いにネットワーク化する。工場は完全にペーパーレスとなり、従業員はモニターとPDAを使って作業を行う。新型車の量産立ち上げの前には、「VR」(バーチャルリアリティ)によって、生産プロセスを視覚化し、従業員の研修に役立てる。

5Gネットワークでは、膨大な量のデータを非常に迅速に処理することができる。5Gモバイル通信は自動車の組み立てにおいて、低遅延かつ高い信頼性で、ギガビットの高速データ通信を可能にする、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る