デンソー、自動運転車向けの遠隔操作技術を導入へ

自動運転車向け遠隔操作技術を手がけるOttopia社の公式サイト
自動運転車向け遠隔操作技術を手がけるOttopia社の公式サイト全 1 枚

デンソー(DENSO)とOttopia社は6月18日、提携を結び、デンソーがOttopia社の自動運転車向け遠隔操作技術を導入すると発表した。

Ottopia社は、イスラエル・テルアビブに本拠を置き、自動運転車やネットワークのサイバーセキュリティを手がけている。安全で拡張性があり、サイバー攻撃に強い方法で、離れた場所から人が車両を誘導できるシステムを開発している。

デンソーはOttopiaと提携して、自動運転車の直接、間接的な遠隔操作を可能にする「アドバンスド・テレ・オペレーション(ATO)プラットフォーム」を導入する。ATOプラットフォームは、車両の遠隔操作の新たな基準を打ち立て、安全な自動運転車を実現する技術だ。

遠隔操作は、複雑な状況下にある自動運転車をアシストするために必要になるという。自動運転車に人の介入が必要になるケースが出てくるためだ。ATOプラットフォームは、最新のAI(人工知能)と遠隔操作を併用することにより、複数の自動運転車を効率的に支援することができるという。

ATOプラットフォームは、専用ネットワークボンディングと超低遅延コーデックを活用し、既存の一般携帯電話回線を介して、車両のリアルタイム遠隔操作を確実に行う、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
  2. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. サーキットも通勤路も楽しくなる! スポーツタイヤの“リニアな気持ち良さ”を体感せよ~カスタムHOW TO~
  5. コックピット見えた! 2027年型ポルシェ『718ケイマンEV』、衝撃の価格も発覚
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る