ホンダ NSX に625馬力「タイムアタック」仕様…パイクスピーク2019に参戦へ

アキュラ・タイムアタックNSX
アキュラ・タイムアタックNSX全 5 枚

ホンダの海外向け高級車ブランド、アキュラは6月19日、米国コロラド州で6月30日に開催される「パイクスピーク国際ヒルクライム」に、『タイムアタックNSX』(Acura Time Attack NSX)が参戦すると発表した。

画像:アキュラ(ホンダ)タイムアタック NSX

パイクスピーク国際ヒルクライムは、米国コロラドスプリングスで、1916年から開催されているヒルクライムレースだ。競技は全長20kmのコースを一気に駆け上がり、タイムを競う。標高はスタート地点が2800mで、ゴール地点が4300m。標高差1500m、コーナー数156、ゴール付近では標高の高さに起因する酸素不足により、内燃機関搭載車では、パワーが約30%ダウンする。

今年のパイクスピークに投入されるタイムアタックNSXは、内装材を取り外すなど軽量化を進めて、市販車に対しておよそ90kgの軽量化を達成する。大型リアウィングとフロントリップスポイラーを採用し、エアロダイナミクス性能も向上させる。

また、ターボチャージャーは、パイクスピークの高い場所でのパワーロスを考慮して、大容量のターボチャージャーに変更した。ソフトウェアもパイクスピーク用に、エンジンとスポーツハイブリッドシステムの性能を最適化するように調整された。システム全体のパワーは、625hpに引き上げられる。さらに、SH-AWDシステムの性能をフルに引き出すように、ピレリ製のRコンパウンドタイヤが装着される。

このNSXは、パイクスピークの「タイムアタック1」クラスにエントリーする予定だ。ドライバーには、ホンダの北米パワートレイン開発グループのジェームズ・ロビンソン氏を起用する。アキュラは、市販ハイブリッド車による新記録を目指す、としている。

《森脇稔》

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