【マツダ3 新型試乗】静粛性の高いSKYACTIV-D、勝負は一般道で…九島辰也

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ご存知のように『マツダ3』にはセダンとファストバックが用意される。が、個人的に気になるのはやはりファストバック。マツダデザインが狙う妖艶なフォルムが強調されるのはこちらだと思うからだ。

1.8Lディーゼルモデルの静粛性は?

さて、試乗したのはそのSKYACTIV-D 1.8。最近のマツダはディーゼルの出来の良さが目立つ。このデザインにスポーティなディーゼルの組み合わせはかなりいいに違いない。だが、その反面気になるのが“音”。エンジン音、風切り音、ロードノイズのキャビンへの進入は重要対策ポイントだ。どんなに高級感あるインテリアデザインでも音がうるさくては元も子もない。

ということで、今回マツダ開発陣は音の伝播に注目し、その低減を図った。例えば、ボディでいうとエネルギーが集まるところにエネルギー吸収素材を装着されている。それは新たに開発した樹脂素材で、実際に触ったところゴムのような手触りであった。具体的にはセンターピラーの屋根の部分をはじめ10箇所くらいに装着しているそうだ。また、小さい穴も音の伝播には関係するため、組み付け基準穴も減らしたという。

ユニークなのは吸音性能を高めたというフロアマット。繊維の微細化で性能を高めた。マツダ3を買ってもフロアマットはそうやすやすとは変えられない。

エンジン音はドアを閉めたときから静か

というわけで、クローズドのテストコースの外周路を80km/hで走行した。「路面が悪くないのでロードノイズに関してはあまり印象はないなぁ」と思ったが、後からよくよく考えるとそれが今回の技術からくる結果なのかもしれない。それにディーゼルエンジン音も、走り出せば最近のクルマは消えるのがデフォルトだが、乗り込んでドアを閉めたときからしなくなっている。この辺もかなり遮音されている証拠だろう。

ただ、静粛性の高さは雑踏の中で乗り込んだときに気づいたり、ドライブ中の会話でわかったりすることが多い。その意味ではこのクルマを街に持ち出してからが勝負だと思う。早く一般道でこのクルマを走らせてみたいものである。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

筆者:九島辰也九島辰也|モータージャーナリスト
外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。『Car EX』(世界文化社 刊)副編集長、『アメリカンSUV』(エイ出版社 刊)編集長などを経験しフリーランスに。その後メンズ誌『LEON』(主婦と生活社 刊)副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの"サーフ&ターフ"。 東京・自由が丘出身

《九島辰也》

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