[ソースユニットのトレンド分析]スマートフォン考察

スマートフォンの搭載例。
スマートフォンの搭載例。全 4 枚

カーオーディオシステムの最上流に組み込まれる“ソースユニット”。かつては車載メインユニットがその主役を張っていたのだが、昨今は携帯オーディオプレーヤー等がその役目を担うようにもなってきた。さて、もっとも賢いチョイスは何なのだろうか…。

【画像全4枚】

そこのところを改めて考察する短期集中連載をお贈りしている。第4回目となる今回は、本命とも言うべき“スマートフォン”について考えていく。

■“スマートフォン”は“ソースユニット”として万能!?

今、車内でもっとも使われている“ソースユニット”は、ズバリ、“スマートフォン”ではないだろうか。ラジオやテレビ音声を楽しみたいときにはAV一体型ナビ等の車載メインユニットを使いつつも、好きな音楽を聴きたいと考えたときには“スマートフォン”を“ソースユニット”として使っているというドライバーは、案外多い。

“スマホ”が支持される最大の理由は、「好きな音楽を大量に車内に持ち込めるから」だ。かつて、“CDチェンジャー”と呼ばれる機器がもてはやされた時代があった。これはCDを複数枚セットできるCDプレーヤーで、例えば5枚とか6枚とかを入れておけば、ユニットから出し入れすることなく好きなCDを再生できたり、自動ですべてを順番に再生できたりした。

“スマートフォン”は、言ってしまえば現代版の“CDチェンジャー”だ。しかも“CDチェンジャー”とは比べようもないくらいに大量の音源を格納できる。

この際なのでさらに古い話をさせていただこう。かつてカセットテープが音楽再生メディアの中心だった時代には、好きな音楽をテーマに分けて編集し収録されることが多かった。“スマートフォン”でもそれが可能だ。デートのときの勝負テープを作るがごとく“プレイリスト”に彼女がぐっときそうな曲をまとめておく、なんてこともできるのだ。

さらには、“シャッフル”再生もなかなかに楽しい。アーティストが片寄ることなく聴けるし、思いがけずに懐かしい曲がかかったりするのも面白い。とにもかくにも“スマートフォン”は、“ソースユニット”としてのポテンシャルが高いのだ。

■接続方法の最右翼は“Bluetooth”。“HDMI接続”にも妙味あり!

このように、“スマートフォン”を車内で使うことにはメリットが多々あるのだが、問題となるのはこれをどのようにカーオーディオシステムと接続するか、だ。

最右翼となるのは“Bluetooth接続”だろう。利点は主に2点ある、1つは「ワイヤレス化が図れること」、そしてもう1つは「車載機側でも選曲等の操作ができること」。至ってスマートに使いこなせる。

なお、愛用の“スマホ”がiPhoneの場合には、“USB接続”も有力な接続方法として浮上する。この場合も、メインユニット側で選曲等の操作ができる場合がほとんどなので使い勝手が良く、ケーブル接続にはなるけれどその代わり、充電が可能となるのもうれしいポイントだ。“Bluetooth接続”を選択した場合でも車内で充電するのならその部分は通常、有線になるわけなので、ならば“USB接続”を選んだ方が状況はシンプル、とも言える。

なお、Androidスマートフォンの場合は基本的には“USB接続”では格納されている音楽を再生できない(充電は可能)。しかしながらカロッツェリアの『サイバーナビ』では、“MTP接続”が行えるので、Androidスマートフォン内の音楽ファイルの再生が可能だ。Androidスマートフォンユーザーで“USB接続”がしたいと思ったら、AV一体型ナビの購入を検討する際には『サイバーナビ』に注目してみよう。

あと、愛車に搭載されている“AV一体型ナビ”に“HDMI”端子が備わっている場合には、これを活用すると楽しさが広がる。“スマホ”をミラーリングできるようになるので、インターネット動画をナビ画面に映し出せたり(音声はカースピーカーから聴ける)、その他のアプリもナビ画面に映し出せる。車内エンタメを一層充実させられる、というわけなのだ。

■“Bluetooth”に対応していなくてもワイヤレス化が図れる!?

さて、ここからは裏ワザ的な接続方法を紹介していく。もしも愛車のメインユニットが“Bluetooth”に対応していなかったとしても、ワイヤレス化を成し遂げる方法がいくつかある。それらをピックアップしていこうと思う。

まずは、「“Bluetoothレシーバー”を使う」という作戦から紹介しよう。世の中には実は、“Bluetoothレシーバー”なるアイテムがいくつかある。これを導入すれば、“スマートフォン”をワイヤレス接続することが可能となるのだ。

例えば、“ロックフォード・フォズゲート”の『RFBTAUX』という製品がある。これは、シガーソケットに差し込んで使うアイテムで、見た目的には“USBソケット”なのだが、その本体の中に“Bluetoothレシーバー”が内蔵されていて、“スマートフォン”の音楽をワイヤレスで受けることが可能となる。そして本体から伸びるピンケーブルをメインユニットのAUX端子に挿せば、“スマホ”のワイヤレス接続が完成する。ちなみに税抜価格は1万3500円。USBポートも付いているので充電もできるし、なかなかにお買い得だと思うのだがいかがだろうか。

もう少しリーズナブルにワイヤレス化を図りたいとなれば、“Bluetooth”に対応した“FMトランスミッター”を使うという手もある。例えばケンウッドの『CAX-BT20』ならばルックスも良く、ブランド的な安心感も高い。

これを用いると、“スマホ”と当機が“Bluetooth”で接続され、当機とメインユニット間はFM電波で接続されることとなる。つまり、完全なるワイヤレス化が図れる、というわけだ。価格はオープンだが、実勢価格は4500円前後。コスパはなかなかに高い。

また、“ビーウィズ”からは“スマホ”の音楽を“Bluetooth”で受けながらそれをデジタル接続でハイエンドプロセッサーへと接続できるという“ワイヤレスオーディオレシーバー”『RT-1』(税抜価格:5万円)がリリースされている。ハイエンドシステムオーナーならば、当機にも注目しよう。

今回はここまでとさせていただく。次回は“DAP”にスポットを当てる。お楽しみに。

“ソースユニット”のトレンドを大分析! Choice 03 “スマートフォン”考察

《太田祥三》

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