「賃貸物件でも車好きの理想に叶うガレージハウス」を目指したインセル、5物件目がオープン

インセル葛飾 グランドオープンイベント
インセル葛飾 グランドオープンイベント全 36 枚

6月22日、ガレージハウス事業を手がけるインフィストデザインは、都内で「インセル葛飾」のグランドオープンイベントを行った。インセルは代表取締役の須田力氏が5年前に立ち上げた、ガレージハウスブランドだ。今回の葛飾は5件目の物件となる。

須田氏自身、大の車好きでガレージハウスの物件を探していたが、12件ほど見ても理想に叶うものがなかったという。「元々インテリアや家具のデザインに関連する仕事についていたので、ならば自分で作ろうと思い立った」のがスタートのきっかけだ。外観デザイン、インテリア、セキュリティにこだわり理想とするガレージハウスを作り上げた。自宅としての利用だけでなく、セカウンドハウスやSOHOとしての契約も多い。あらゆる使い方を想定してシンプルに徹しているのも特長で、「通常のガレージハウスには、排気ガスを屋外に排出するダクトがついていることもある。素晴らしいシステムだが、車好き以外には邪魔になるだけなのでインセルでは採用していない」という。そういった取り組みもあって、最近は車好きからだけでなく、アトリエやピラティス教室として使いたいといった問い合わせもくるそうだ。

インセル葛飾の物件の広さは1階2階合わせて約57.51~80.70平方m。2台駐車可能な部屋もある。部屋数は全部で10室だが、5タイプもの間取りを用意した。「車を眺めながら自分の時間を大切にしたいという人のためにどのような空間が良いかを考えた。賃貸物件でもその願いが実現できるように努めている。通常賃貸物件でこれだけの種類の部屋数を用意することは珍しいが、オーナーの協力もあって、自由に作ることができた」と須田氏。今回はインセルとして初めて完成前に満室となった。

デザインだけでなく質にもこだわりを見せる。外壁には本物のレンガを使用。建築コストを抑えるために、壁が薄く台所も簡素でレンジフードがないといったようなガレージハウスもあるなか、生活空間を犠牲にすることのない物件を提供する。「理想追求すればするほど通常はコストが上がるが、今は良いチームができていて、私が“この素材を使いたい、こうしたい”というと資材メーカーさんが“ぜひインセルに使ってください”と言ってくださる。想定しているよりはるかに良い素材が集まるという状況。家賃を上げたり利回りを低下させることなく、良い部屋を作ることができる」(須田氏)。

当日はモータージャーナリストの九島辰也氏もかけつけトークショーが行われた。以前もインセル物件のオープニングイベントに参加したことがある九島氏は、「須田さんは、アウディやアストンマーティンを所有しサーキットでも走る生粋のカーガイ。そういった人が作る家だから、本物だと感じる。少しずつ違う間取りというのもプレミアム感があり、進化を感じる」と話した。

既存オーナーからの評価も高く、2棟目建設の打診もあるという。須田氏は「まだまだ進化の過程なので、色々な方の意見を伺いながらこれからも新しい驚きを提供していきたい」としている。

《吉田 瑶子》

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