【SUPER GT 第4戦】予選上位はレクサス勢、大嶋和也&山下健太がポール獲得…GT300クラスはHOPPY 86MCが2戦連続トップ

GT500クラスのポールを獲得した#6 LC500の(左から)山下、大嶋、脇阪監督。
GT500クラスのポールを獲得した#6 LC500の(左から)山下、大嶋、脇阪監督。全 14 枚

SUPER GT第4戦タイ大会の公式予選が29日に行なわれ、GT500クラスではレクサスLC500勢が1-2-4-5と上位を占め、LEXUS TEAM LEMANS WAKO'Sの大嶋和也&山下健太がポールポジションを獲得した。GT300クラスではHOPPY 86 MCの松井孝允&佐藤公哉が2戦連続の予選トップ。

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現在のSUPER GTで唯一の海外ラウンド、タイ大会。6年連続6回目の開催で、今年も舞台はチャン・インターナショナル・サーキットである。GT500クラスは15台、GT300クラスは24台のエントリーによる戦いだ。

今シーズン前半最後のレースという位置付けにもなるタイ大会、シリーズランキング上位陣には獲得総ドライバーズポイント連動のウエイトハンデ(総得点×2kg)の効力が大きくなってくる頃合いともいえよう。GT500クラスの場合はハンデが50kgを超えると一部を燃料流量リストリクターによる調整へと振りかえる措置が施されるが、シリーズリーダーの#38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路&石浦宏明/タイヤはブリヂストン=BS)は今回このゾーンに入ってきている(計算上の総ハンデは53kg)。

タイ大会の予選はスコールに代表される現地特有の天候に影響されることも少なくないが、今年の予選セッションは安定したドライコンディションに恵まれた。そしてGT500クラスでは、レクサスLC500勢が1-2-4-5位と予選上位ほぼ独占の状況をつくり出す。そのなかでポールポジションを獲得したのは、“ミスターSUPER GT”こと脇阪寿一監督率いるチームルマン陣営の#6 WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也&山下健太/BS)だった。

#6 LC500は大嶋がQ1を突破し、Q2では山下が1分23秒260の新レコードタイムを叩き出してポールを獲得。Q1は8位でのギリギリ通過だったが、苦しみつつもここで大嶋が突破を決め、彼がもたらしたインフォメーションを得てエンジニア陣がQ2に向けてクルマをリファインした効果あってこその、山下の快アタックだったようである。山下は「ポールを獲れたのは大嶋選手とチームのおかげです」とのコメントを残している。脇阪監督以下、チームの総力をしっかり機能させてのポール奪取劇だったといえよう。

山下にとってQ2を走ってのポール獲得は自身初、チームルマンにとっては今季初ポール。過去4年のタイ大会決勝レースで、チームルマンと大嶋は2位3回、3位1回という好成績を残しており(WAKO'Sのメインスポンサードと脇阪監督の指揮は16年~)、今季チームに加入した山下も昨年のタイ大会では別チームで3位表彰台を得ている。レクサス勢全体にとっても得意コースといえる舞台で、このまま#6 LC500が主導権を握っていくのか、決勝レースの展開が注目される。

予選2位は#19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資&坪井翔/ヨコハマ=YH)。3位には日産勢最上位の#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平&F.マコヴィッキィ/ミシュラン=MI)が入り、タイヤ戦争の面ではBS、YH、MIの順で1、2、3位を分け合っている。4~5位はレクサスのTOM'Sチーム勢で、4位が#36 au TOM'S LC500(中嶋一貴&関口雄飛/BS)、5位が#37 KeePer TOM'S LC500(平川亮&N.キャシディ/BS)。

予選6位は#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠&J.マーデンボロー/YH)。ホンダ勢では7位の#1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴&J.バトン/BS)が予選最上位だった。また、トップハンデの#38 LC500は予選15位となっている。

GT300クラスでは#25 HOPPY 86 MC(松井孝允&佐藤公哉/YH)が2戦連続でポールポジションを獲得。Q2で唯一1分31秒台に入った松井のアタック(1分31秒839=クラス新レコード)は素晴らしいものであった。Q1でのGT-R勢優位と見えた流れを打破している(Q1ではGT3仕様GT-Rが1-2-3-5位だった)。

Q2までを経てのGT300クラス予選2~6位は以下の通り。

2位 #56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(平峰一貴&S.フェネストラズ/YH)
3位 #7 D'station Vantage GT3(藤井誠暢&J-P.デ・オリベイラ/YH)
4位 #11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸&安田裕信/ダンロップ=DL)
5位 #55 ARTA NSX GT3(高木真一&福住仁嶺/BS)
6位 #65 LEON PYRAMID AMG(黒澤治樹&蒲生尚弥/BS)

予選5位の#55 NSXは現在ドライバーズポイントランキング2位で、今回ハンデは57kg積み。1.5点リードのポイントリーダー、今回ハンデ60kg積みの#96 K-tunes RC F GT3(新田守男&阪口晴南/BS)は予選15位。

GT500とGT300、今回も両クラスとも焦点多き決勝レース(約300km、66周)は、明日30日の現地15時(日本時間17時)開始予定となっている。

《遠藤俊幸》

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