LiDAR活用で機械式パーキングに自動駐車、新明和工業と群馬大学が実証実験に成功

機械式駐車場における自動運転車両の駐車実証実験
機械式駐車場における自動運転車両の駐車実証実験全 1 枚

新明和工業と群馬大学は7月1日、機械式駐車場における自動運転車両の駐車実証実験に、業界として初めて成功したと発表した。

実証実験では、新明和工業と群馬大学が共同開発した「APPS(Advanced Pilot Parking System)」を導入。業界で初めて「V2P」すなわち自動運転車(V)と機械式駐車場(P)の間を通信により繋ぐことで、自動運転車と駐車場が協調して駐車スペースに安全かつ高精度に自動運転車を誘導することに成功した。

実際の駐車ではまず、自動運転車から、収容に必要なデータを機械式駐車場へ送信。これを受け、 機械式駐車場から駐車許可の信号を自動運転車へ送信する。場内に設けたレーザスキャナが自動運転車のタイヤやボディを検出。その点群データから車両位置を10mm単位で認識し、自動運転車を安全かつ正確に駐車位置まで誘導する。

今後、新明和工業と群馬大学は、他のタイプの機械式駐車場においても実証実験を行い、その後、新明和工業の研究拠点に場所を移して、APPSと車路管制システムを組み合わせた実証実験に移行する予定。これらの検証データを基に、社会実装の具体化に取り組んでいく。

《纐纈敏也@DAYS》

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