プロ御用達だけど、スタッフはクルマに詳しくない?…気軽に入店できる秀和自動車興業

プロ御用達だけど、フロントにはクルマに詳しくないスタッフ?…気軽に入店できる秀和自動車興業
プロ御用達だけど、フロントにはクルマに詳しくないスタッフ?…気軽に入店できる秀和自動車興業全 8 枚

平成を終えた今でも、どこか素人が入りづらい、昭和らしい空気を漂わす街の整備工場は少なくない。日本自動車整備振興連合会の調査(2017年3月公表)によると、ディーラー以外の自動車整備工場に「入りづらい」というドライバーは全体の53.0%。「親しみにくい」の回答も44.8%あり、「気軽に入りやすい店づくり」を65.2%のドライバーが望むなど、いまだに整備工場への入店には高いハードルがあるのが現状だ。

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そんな中、埼玉県さいたま市にある秀和自動車興業では、全くクルマに関連がない仕事従事者をフロントスタッフとして新たに採用。もちろんクルマに詳しくはないが、接客業で培った愛嬌を生かし、ドライバーからもプロの損保会社からも好感を持たれているという。

◆店を和ます柔らかな物腰

その期待のニュースタッフが、昨年7月に入社した藤枝和人さん。前職は大手コンビニエンスストアの社員で、金澤英樹代表取締役の自宅近辺で働いている姿が目に留まり、代表自身がスカウトしたそうだ。「弊社は工業団地の一角にあり、一般のドライバー様はどうも立ち寄り難いようで、ドライバー様をはじめ入庫誘導が多い損保会社様などへの接客対応を強化したかったんです」(金澤代表)というのが大きな理由だそうだ。

その藤枝さんの担当がフロント業務。同社では鈑金修理から整備、ロードサービス、保険・自動車販売など、自動車に関わる業務を一手に手掛けており、それらの窓口として重要な役割を担う。自動車の専門知識・技術を求めて来店するドライバーはもとより、損保会社とのやりとりでは相手もプロなだけに相応の情報やノウハウが必要だ。

しかし、藤枝さんは「クルマのことは全然分からなかったですし、今も分かりません(笑)」ときっぱり。それでも金澤代表は、「自動車の知識は後から学べるが、柔らかな物腰は生来のものも大きく、職人肌が多いこの業界ではそれが苦手な人も少なくない。丁寧に相手の話を聞けるというのはとても大切なこと」と藤枝さんを評し、実際に損保会社や個人客から、電話先の藤枝さんがどんな人かを気にする声も挙がっているそうだ。


周囲のそんな期待に応える形で、「1年経ってもまだまだ分からないことが多いです。案件が多い外装の見積りに関する対応は少し慣れてきましたが、エンジンや足回りのことなどまだまだこれからも勉強の日々です」と意欲を語る藤枝さん。取材時には、損保会社からの電話に迅速に対応していたほか、社内スタッフにも明るく声をかけ、和やかな雰囲気を作り出していた。

◆損保やディーラーも頼りにする確かな腕

実は国内に9万件以上ある整備工場の中には、秀和自動車興業のように損保会社からの入庫など事業者からの受注が多いところもあり、損保会社以外にディーラーなども頼りにしている。そうした工場の場合、店構えやスタッフなども対事業者向けに特化していたりと、「クルマを知らない素人が入店しづらい」雰囲気なのは確か。

一方で、近年では損保会社も提携工場の選定において修理やコンプライアンスの品質を重視し始めており、世界的な第三者認証機関テュフが監査するBSサミットエクセレント工場の認定を取得する同社は、信頼できるプロショップといえる。実際に入庫していたミニバンから商用軽バン、国産チューニングカーまでの多彩な車両は、あらゆるオーナーからの信頼の表れだろう。


そして、そんな高い信頼度を誇る整備工場だからこそ、話しやすい藤枝さんの存在はまさに鬼に金棒だ。ドライバー自身が直接、そして気軽に整備・修理を依頼できたら、カーライフにおいてこの上なく心強い存在になる。

日々の整備・車検をディーラーや大手カー用品店に一任していたり、事故・故障の修理は損保会社任せだったりというドライバーは、こうしたかかりつけ工場を探してみるのも一手。確かな整備・修理品質にアットホームな空気が、愛車との付き合いをより楽しくしてくれるかもしれない。

プロ御用達だけど、フロントにはクルマに詳しくないスタッフ?…気軽に入店できる秀和自動車興業

《カーケアプラス編集部@相原駿》

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