BMW X7 をピックアップトラック化、荷台に二輪車積載可能…ワンオフ発表

カーボン素材により200kg軽量化

3.0リットル直6ターボは340hp

オフロードでは車高を変えることが可能

BMW X7 ピックアップ
BMW X7 ピックアップ全 14 枚

BMWは7月5~7日、ドイツで開催した「BMWモトラッドデイ2019」に合わせて、ワンオフモデルの『X7ピックアップ』(BMW X7 Pick-up)を発表した。

画像:BMW X7 ピックアップ

X7ピックアップは、日本市場にも導入されたばかりのBMWの新型フルサイズSUVをベースに、車体の後部に荷台を持たせたワンオフモデルだ。BMWグループで働く職業訓練生が、BMWのドイツ・ミュンヘン工場のコンセプトカー部門とモデルテクノロジー部門と協力しながら、およそ10か月の期間をかけて、フルサイズラグジュアリーピックアップトラックを製作している。

カーボン素材により200kg軽量化

X7ピックアップでは、X7の2列目シートから後方を、荷台に変更した。積載スペースの長さは1400mm。リアのリッドを開くと、最大で2000mmに拡大する。荷台には、BMWモトラッドの『F 850 GS』を積載できる。ルーフコンポーネントやリアドア、リアリッドには、CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を使用する。X7ピックアップのボディサイズは、全長5251mm、全幅2000mm、全高1805mm、ホイールベース3105mm。X7の市販車よりも全長は100mmプラスとなっているにもかかわらず、車両重量は200kg軽量化した。

荷台部分のフロアには、高品質なチーク材をハンドメイドで敷き詰めた。ボディカラーは、BMWインディビジュアルのタンザナイトブルーメタリックで塗装した。太陽光の下では、特別な深みを生み出すこのネイビーブルーのボディカラーは、BMWによると、ヨットスポーツに触発されたものだという。

3.0リットル直6ターボは340hp

X7ピックアップは、「xDrive40i」グレードをベースにしている。直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、最新のBMWツインパワーターボテクノロジーを導入する。このツインパワーターボ技術は、ターボチャージャー、高精度ガソリンダイレクトインジェクションシステム、無段階可変バルブタイミング制御システムの「バルブトロニック」、可変カムシャフト制御システムの「ダブルVANOS」で構成されている。

最大出力は340hp/5500~6500rpm、最大トルクは45.9kgm/1500~5200rpmを引き出す。トランスミッションは8速ステップトロニックだ。0~100km/h加速6.1秒、最高速245km/hの性能を可能にしている。

オフロードでは車高を変えることが可能

最新のBMW「xDrive」システムは、最大のトラクション、俊敏な走り、優れた走行安定性を追求する。状況に応じて精密に、前後のホイール間の駆動トルクを可変配分することができる。電子制御式4WDシステムとダイナミックスタビリティコントロール(DSC)が連携することにより、あらゆる路面条件や気候条件下での高い走行性能を発揮する。また、効率性を向上させるため、4WDが必要ない状況では、全駆動トルクをリアホイールへ送る。またxDriveシステムは、BMWならではのドライビングエクスペリエンスを楽しむことができるように、ダイナミックな走行状況での後輪駆動特有の走りを意識したセットアップが行われている。

サスペンションは、フロントがダブルウィッシュボーン、リアが5リンクだ。オートマチックセルフレベリングコントロール付き2アクスルエアサスペンションを採用する。電動コンプレッサーからのサスペンションへの空気圧供給はホイールごとに制御され、アンバランスな積載状態を補正することができる。走行を安定化させるDSCとサスペンションを連携させることで、エアサスペンションのセンサーで検知した積載状態が、ブレーキコントロールの際にも考慮される。

このオートマチックセルフレベリングコントロール付き2アクスルエアサスペンションは、ドライバーがコックピットのボタンを押して、地上高を変えることができる。オフロード走行などの際、標準位置から2段階、最大40mmまで上昇させることが可能だ。

《森脇稔》

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